ぽっぺん日記@karashi.org
2003-03-03(Mon) 曇のち雨 この日を編集
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Smalltalk Best Practice Patterns
積ん読になっていたので、電車の中で読んでみる。
はっはっはっ。これ、smalltalkが知らんヤツが読んでも、さっぱり分からんよ。
うーむ、smalltalkも勉強するしかないか。仕事が一段落したら、良書を探さんと。
2006-03-03(Fri) この日を編集
_ 海浜幕張駅でバレンタイン監督とすれ違った
いや、俺は分からなかったんだけど*1、野球キチ気味な同僚が言っていたので、たぶんホント。
バレンタイン監督の後ろを歩いていたデカい黒人は、ホームランをたくさん打った選手と言う同僚の話だったが、名前を忘れてしまった。
*1 野球に関しては、と言うか、スポーツ全般の知識がない。
_ YouSendIt: The Leader in File Delivery.
初めて使ったが、めちゃくちゃ便利じゃね?
最大1GBまで送信できるし、ユーザ登録する必要がないというのも手軽で良い。
2007-03-03(Sat) この日を編集
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ひまわりのかっちゃん(西川 つかさ)
「危ないかなー」と心配しつつ、電車内で読んだところ、案の定、涙が流れ出すのを必死に堪える羽目になった傑作。非常に読みやすい文章な上、漢字にもふりがなが多く振ってあり、小学校高学年だったら充分に読める内容なので、お子さんにも、ぜひ読んで欲しい本。もしかすると、元々、児童文学だったりするのかも知れないが、とにかく老若男女問わず、感動できる傑作だと太鼓判を押しておく。
現在、台本や漫画の原作、小説などを書くことを生業にしている著者の小学校時代の自伝なのだが、実は、著者は小学校5年生まで、ひらがなを書くことができず、1桁の足し算もできない、特殊学級の生徒だったのだ。しかし、そんな状況が、5年生の春休みに転校した学校で著者の人生の師とも言える、森田先生に出会うことにより一変する。その春休みの間、森田先生は著者を根気よく個人指導し、著者は「薄皮が一枚一枚剥がれていくように」世界の認識を新たにしていくのだ。
森田先生が溢れんばかりの情熱を著者に注ぎ、著者が変わっていく、二人の出会いから始まる春休みの2週間こそ、この小説の真髄であると言ってもいい部分だと思う。初めて著者が森田先生に出会い言われた、「字書けながったり、算数がでぎないごとなんか、なーんも恥ずかしがるごとないんだよ」という言葉こそ、本書が伝えたいことを的確に表したものだろう。
なお、著者に考えようによっては、ずいぶんとひどい嘘をついたり、父方の実家に泊まりにいった折に居心地悪い思いをする著者を慮らなかったりと、あまり良い感じではないようにも描かれる著者の兄ではあるが、時計の読み方が分からず、母親に折檻されそうになる著者に、影から答えを教えるシーンには、別に同じようなことがあった訳ではないのだが、自分と弟をオーバーラップさせて涙が滲んでしまったことも付け加えておく。
教育問題については、ほとんどなにも知らない、まったくのド素人なのだが、小学校の教諭をしている知人からは、最近は書類仕事が大量にある上、会議も頻繁に開かれるので、なかなか生徒と話したり、遊んだりする時間がないとの話を聞く。教師の不祥事が頻繁に起き、教師の質の低下が叫ばれる昨今ではあるが(もちろん、子供を教え導く教師が犯罪を犯すなどということは言語道断なことである)、教育現場を知らない会議の場で決定された方針が、現場の教師に押し付けられた結果、森田先生のような情熱を持つ人々の熱意を押し潰し、良い先生と出会える子供たちを減らすような事態にだけはなって欲しくないと切に願う。
- 西川つかさ
- 講談社
- 1365円
livedoor BOOKS
書評/ルポルタージュ

2008-03-03(Mon) この日を編集
_ 名作は色褪せず ──
検死審問―インクエスト (創元推理文庫 M ワ 1-1)(パーシヴァル・ワイルド)
東京創元社様より本が好き!経由で献本御礼。
劇作家パーシヴァル・ワイルドによるミステリー長篇が本書。溢れるユーモアと機知が楽しめる傑作だ。
原著は1940年に書かれ、それを読んだ江戸川乱歩が絶賛。「1935年以後のベスト・テン」の一作として本作を挙げている。それを受けて、1950年代には日本でも『検屍裁判』のタイトルで邦訳が3冊出版されたのだが、その後は長らく絶版状態にあった。復刊を望むファンの熱い声に応えて、翻訳も新たに出版されたのが本書なのだ。
タイトルにもなっている検死審問であるが、実際にアメリカに存在する司法制度とのこと。巻末の解説から引けば、「法に照らし合わせて罪の有無を決める場」ではなく、「あくまでも死因を法的に確定させるためのもの」だそうである。 さらに、本書の中で書かれていた内容も加味するならば、「裁判に提出する死因に関する参考意見を作成する場」とも言っていいかも知れない(法律に関してはド素人なので間違っているかも。念の為)。
本書のストーリーは、検死官リー・スローカム閣下と招集された検死陪審員6人による検死審問が開廷されたところからはじまる。 しかし、検死陪審員には殺人が起きたのかどころか、死亡したのが誰かさえ知らされておらず、死体すらない、なんとも不思議な検死審問なのだ。
当然、読者も訳が分からないまま、読み進めていくのであるが、証人による発言や供述書の朗読、検死官の発言により、徐々に事件の詳細が浮き彫りにされていく。 このストーリー展開は秀逸だ。 ネタバレになってしまうので詳しくは書けないが、実際に読んで堪能して頂きたい。
ストーリー展開が本書の読みどころであるならば、もうひとつの読みどころは、溢れるユーモアの数々だ。
まず、検死官のスローカムからして脱力系。 やたらと審議を引き延ばそうとするのだが、その理由というのも、検死陪審員には3ドルの日当、検死官には1ページの証言を聴取するごとに25セントが支給されるからというもの。 さらには、速記者にしてスローカムの娘が1ページを書き上げるまたは読み上げるごとに、10セントの手当が貰えるからという理由も挙げていて、公私混同も甚だしく笑ってしまう。
スローカムの異例づくめの審問進行に、ただひとり生真面目な陪審員イングリスが異を唱えるのだが、それに対する検死官の答えもおかしい。
法律では、わたしはなんでも好きにしていいとされている。
ちなみにこれは本当のことで、検死官は検死審判についてはどんなことも許される絶大な権力を持っていたとのこと。
ストーリー全体のかなりの部分を占める会話文もユーモラスだ。 たとえば、証人のひとりとの会話はこんな感じである。
証人 本人に会わせてくれ! あの男はどうなったんだ?
検死官 あててごらんなさい。
証人 あの男は──死んだのか?
検死官 一発であてましたね。
読んでいて思わず吹き出しそうになってしまった。
原著の出版から既に半世紀以上が過ぎているが、時代背景の古さ等がありながらも、本書の魅力は些かも衰えていない。「名作は色褪せない」。そんな言葉を実感させてくれる名著である。
なお、巻末の解説によれば、ワイルドによって、検死官リー・スローカムが登場する検死審問ものがもう一冊書かれており、そちらの邦訳も刊行予定とのこと。 こちらではイングリスが陪審員長に昇格し、大真面目に迷走しまくるストーリーということなので、今から出版が楽しみだ。
- パーシヴァル・ワイルド、越前 敏弥
- 東京創元社
- 882円
書評/ミステリ・サスペンス





まで頂ければ幸いです。
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