ぽっぺん日記@karashi.org
2003-03-18(Tue) 晴 この日を編集
_ 近況
先週、義父が救急車で運ばれ入院したので、ずっとバタバタしていた。義父の病状は、まだ安静が必要だということだけれども、安定しているようなので一安心。仕事も色々とやることができて、公私ともに忙がしい。
_ SFマガジン
最近のデカい買物は、Yahooオークションで落札した、SFマガジン1995〜1999年まで約60冊。
1998年1月号には、ずっと読みたかった、イーガンの「ワンの絨毯」が掲載されているので嬉しい。1年以上は楽しめそう。
本棚を買わんとあかんな。
2007-03-18(Sun) この日を編集
_ /usr/sbin/freebsd-updateをfreebsd-updateした
会社のサーバ1台がSMPカーネルで動いていて、/usr/sbin/freebsd-updateに不具合が見付かったので、以下の手順でupdate。
# freebsd-update fetch # freebsd-update install
上記の手順でfreebsd-updatを更新してから再起動。
再起動後、もう一度、
# freebsd-update fetch # freebsd-update install
で、更新されていたkernel等をupdateして、その後、再起動。
以上で終了。
_
極道めし 1 (1) (アクションコミックス)(土山 しげる)
「本の雑誌」で書評を書かれていた米光一成氏のこどものもうそうblogで推薦されていたので読んでみたのだが、これはすごい!
ストーリーは地味の極み。
刑務所の同じ房の囚人たちが、年に一度の楽しみである、おせち料理から好きな一品を貰える権利を獲得するため、シャバで食べた旨いもの話を順繰りにしていく。その話を聞いて、思わず喉を鳴らしてしまった人数が一番多かったものが優勝。
たった、これだけ。だが、これだけなのにも関わらず、語られる飯がホントに旨そうなこと。読んでいる人間も思わず喉を鳴らしてしまいそうになる。個人的には牛スジが食べたくなった。
地味なストーリーをこれだけ面白く描けるというのは凄い才能だよなーと感心しきり。
グルメマンガに限らず、面白いマンガを読みたい人にはお薦めできる一冊。
_
女王たちのセックス(エレノア・ハーマン)
中世から現代までの、愛のない結婚を強いられ、世継を残すための「産む機械」としての機能ばかりを求められたプリンセスたちと、その愛人たちが織り成す悲喜交々のエピソードを集めたものが本書だ。
なんとも扇情的なタイトルではあるが、官能的な要素もあまりない。そのため、そちら方面を期待する人には物足りない内容かも知れないが、タブーとして隠された歴史というものが、なんとも面白く、夢中になって読んでしまった。ただ、本書の面白さは、一般的なゴシップとは違う種類ものだ。その理由を歴史的事実を淡々と綴っていく筆致などに見ることもできると思うが、一番大きなものは、やはり、体制を維持するための犠牲となったプリンセスたちへの著者の同情に満ちた視点であろうと思う。
さて、本書は下記の章立てで構成されている。
- はじめに 堂々たる王と気高き女王
- 第1章 王宮の塀の向こう側
- 第2章 女王たちの愛人
- 第3章 中世のクイーンとヘンリー八世の妻たち
- 第4章 黄金の鳥かごからの脱出―一七世紀
- 第5章 奔放な女帝たち―一八世紀ロシア
- 第6章 権力と政治と情熱―一八世紀ヨーロッパ
- 第7章 大胆にして不名誉な女王―一九世紀
- 第8章 男女同権を求めての闘い―一九世紀末から二〇世紀へ
- 第9章 ダイアナ―恋多きプリンセス
- おわりに 姦通と国家の利害
どの章も面白かったのだが、強いてお薦めの章を挙げると、自分たちを取り囲む宮廷生活という「鳥かご」から脱出しようとしたプリンセスたちの物語「第4章 黄金の鳥かごからの脱出」と、エカテリーナ一世をはじめとするロシアの女帝たちのエピソードを綴った「第5章 奔放な女帝たち」(ピョートル大帝の変人ぶりも凄い!)、それから事故死を遂げ、未だに陰謀説が囁かれるダイアナ元皇太子妃の結婚から最後までを扱った「第9章 ダイアナ」だろうか。
笑えるという点では、「第4章 黄金の鳥かごからの脱出」に収められた、ルイ十四世の従妹でトスカーナ公子コジモ・デ・メディチと結婚した美少女マルグリート・ルイーズのエピソードが僅か7ページでありながら、断トツだった。
1661年、16歳のマルグリートは、コジモとの結婚を強いられるのだが、その結婚を終わらせるため、様々な抵抗をする。多数の愛人を持ち不倫三昧の生活を送る、夫の金を湯水のように遣うなんていうのは、まぁ、本書ではありふれた話(!)ではあるのだが、マルグリートの場合、その暴れぶりが凄い。
- マルグリートの贅沢三昧な生活に嫌気がさした義父であるフェルディナンド大公は、罰として、彼女が祖国フランスよりお供に連れてきた女官を帰国させるという挙に出る。しかし、それに黙っているマルグリートではない。大公の宝物から黙って高価な宝石を数点持ち出し、帰国する女官に渡すという形で復讐をする(宝石をフランスより返還して貰うため、大公は非常に苦労したとのこと)。
- 大公が、マルグリートに40人を超える兵士を監視につけ、常に目は離さないように命じたところ、マルグリートは、兵士たちの息が上がり、脇腹の痛みに身をよじるほどの早さで何時間も歩き続けるという形で抵抗する。
- あまりの暴れぶりに、夫とルイ十四世が折れ、パリの修道院で暮らすことを条件に、フランスへの帰国を認めたところ、マルグリートは修道院に放火した上、片手に斧、片手にピストルと言う姿で、修道院長を回廊に追い込み、殺してやると罵倒する。
それ、なんてマンガのツンツン・キャラ? という感じで、周りの人間には堪ったものじゃなかったと思うが、最高におかしかった。
本書の面白さは太鼓判を押すところだが、あえて不満点を上げておくと、登場人物の系譜図がないということ。ヨーロッパの王族の血縁関係はどうにも複雑で、正直、把握するのに骨が折れる(誰々の従兄と結婚した誰々の妹、みたいな感じ)。編集するのも大変だとは思うが、読者のリーダビリティを向上させる意味でも系譜図が欲しかった。
本書は、読書好きや歴史好きの人には文句なくお薦めできる一冊だ。多少値段が張るのが玉に瑕だが、機会があれば、タイトルに負けることなく、ぜひ手にとってほしい。
- エレノア・ハーマン
- KKベストセラーズ
- 2940円
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書評/サブカルチャー




まで頂ければ幸いです。
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