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ぽっぺん日記@karashi.org


2005-03-29(Tue) この日を編集

_ 外回り後、直帰して、近所の通夜に参列

ホントに去年から今年にかけて不幸が多い(うちも含めて)。

慣れたくないな、こういうのには。

_ BMediaNodeより: Ruby on Rails

そもそもRailsが簡潔なのは「繰り返しを極力省く」というポリシーもさることながら、チーム開発で必要とされる部分(少人数開発では冗長な部分)をごっそりそぎ落としているからじゃないでしょうか。

なるほど。確かにそうかもしれない。俺は少人数での開発しか経験がないのだけれど。


2006-03-29(Wed) この日を編集


2007-03-29(Thu) この日を編集

_ www/rubygem-mongrel用daemontools runスクリプト

Railsを動かすためににwww/rubygem-mongrelにインストールしたところ、rc.dスクリプトが付属していなかったので、daemontoolsで管理させることにした。

以下、とりあえず書いてみたrunスクリプト。

#!/bin/sh
exec 2>&1
exec envdir ./env \
sh -c '
    exec \
    envuidgid www \
    mongrel_rails start \
        -e "${RAILS_ENV-development}" \
        -p "${PORT-3000}" -a "${IP-0.0.0.0}" \
        -n "${PROCS-2}" \
        -c "${ROOT}"
'

次はwww/rubygem-mongrel_clusterに挑戦したい。

_ Apache + SSL + mod_proxy_balancerのバックエンドでMongrelまたはlighttpdを動かす

フロントエンドでApache + SSL + mod_proxy_balancerを動かして、そのバックエンドで、mongrelなりlighttpdを動かすという構成は結構多いんじゃないかと思うんだが、そのような環境を手元で試していてハマったのでメモ。

ハマったところは、バックエンドのRailsで

redirect_to :action => 'list'

という感じでredirect_toを使っていると、Railsはhttpsで接続されているということは分からないので、httpにリダイレクトされてしまうという問題。

色々とググってみたところ、Mongrel and Rails behind Apache 2.2 and SSLに解決方法が書いてあった。

簡単に書くと、フロントエンドのApacheで

ProxyPass / balancer://rails/
ProxyPassReverse / balancer://rails/
<Proxy balancer://rails>
    RequestHeader set X_FORWARDED_PROTO 'https'
    BalancerMember http://192.168.0.1:3000
</Proxy>

ってな感じで、

RequestHeader set X_FORWARDED_PROTO 'https'

を書いてやればOKってことらしい。

試してみたら、本当に大丈夫だった。ビバ!


2008-03-29(Sat) この日を編集

_ 第二次世界大戦時の暗号戦に新たな光を当てる傑作ノンフィクション──エニグマ・コード―史上最大の暗号戦 (INSIDE HISTORIES)(ヒュー S.モンティフィオーリ) エニグマ・コード―史上最大の暗号戦 (INSIDE HISTORIES)(ヒュー S.モンティフィオーリ)

これはスゴイ本。

第二次世界大戦中、ドイツ軍の暗号通信作成に使われた暗号機エニグマとそれを解読した連合軍側について描いたノンフィクションが本書。 全522ページという大著だが、めちゃくちゃ面白くて一気読み。

これまでにも暗号の歴史を綴った名著『暗号解読』(サイモン・シン)など、エニグマの解読を扱った本は数多く出版されているが、著者は綿密な取材と新たに発見された資料を活用し、暗号戦に新たな光を当てている。 エニグマ解読本の決定版といってもいいデキの一冊だ。

エニグマに関しては、英バッキンガムシャーのブレッチリー・パークに集められた、近代コンピュータの祖アラン・チューリングをはじめとする暗号解読者たちの努力により解読されたという見方がこれまで一般的なものだった。

しかし、イギリスの暗号解読者たちとともに、エニグマや暗号書類の捕獲を目的としてUボートや武装トロール船を襲撃した海軍の作戦(通称「ガサ入れ」)や、エニグマの秘密を巡るスパイたちの暗闘、さらに大戦勃発前にエニグマの解読に成功したポーランド人暗号解読者たちの奮闘*1など様々な闘いがあったことを本書は浮き彫りにする。

また同時に、本書は一度、暗号が解けたからといって、それは決して恒久的なものではなく、ドイツ側の暗号化手順の変更で容易に崩れてしまうものだったことも明らかにする。 事実、暗号化手順の変更によりエニグマを解読できなくなった期間──「ブラックアウト」が10ヶ月以上に渡り続いたことがあったのだ。 この長期間に渡るブラックアウトが原因で、イギリスに物資を運ぶ商船に対してUボートを避ける航路を指示することができず、撃沈される船が増大した。暗号解読と商船の撃沈数に相関関係があることを描き出したのは、たぶん本書が初めてだろう。

エニグマ解読を扱ったノンフィクションにありがちな内容が、著者の思い入れが強すぎるあまりに「エニグマが解読されていなければ、連合軍は戦争に負けていた」というものなのだが、その点、著者はバランスが取れた視点で歴史を俯瞰しており好感が持てる。 たとえば、輸送船の撃沈数の減少についても、エニグマ解読情報だけではなく、1943年以後は護衛艦の隻数が増えたこと、新たな探知装置が装備されたこと、さらに探知装置を備えた航空機も投入されたことといった対潜技術の向上により、Uボートの活動が阻害されたことがさらに大きな要因としてる(とはいえ、エニグマが解読されなければ、大戦がさらに長引いたであろうことも著者は指摘している)。

その他、

  • 戦前に、フランス情報部にエニグマに関する情報を売り渡し、のちにエニグマ解読に繋がる端緒をつくったドイツ国防省暗号局職員ハンス・ティロ・シュミットの悲劇的な最後(ちなみにシュミットは夫人に呆れられるほど不倫を繰り返し、子供にその理由を訊かれて、女の人になりたいくらい女の人が好きだから、と答えたという笑えるエピソードも紹介されている)。
  • ドイツ側にエニグマが解読されていることを悟られないようイギリスが行なった機密保全対策(本書を読む限り、あまりうまくいかなかったようだ。ドイツにエニグマ解読の事実が露呈しなかったのは、幸運とドイツ側の無能ぶりに助けられたという側面が強いようである)
  • ドイツ占領下のフランスにおける、エニグマ解読の秘密を握るフランス情報部員と亡命ポーランド人暗号解読者たちのサバイバル
  • 「ガサ入れ」作戦時の英海軍と独Uボートの死闘
  • のちに〈ジェームス・ボンド〉シリーズの作者となるイアン・フレミングが情報部員時代に立案し、遂に実行されなかった「残酷作戦」という名の「ガサ入れ」(鹵獲した独軍機を大西洋に偽装墜落させ、助けにきた救助挺を襲って乗員を全員射殺。暗号書類を奪うという、なんとも鬼畜な作戦。作戦の実行者にはフレミング自らが志願した)
  • エニグマ解読に関する英米の対立(アメリカでもエニグマ解読機「ボンブ」の製造と運用が行なわれていたことは本書ではじめて知った)

など数多く逸話が紹介されており、一大歴史ノンフィクションとして楽しめる内容となっている。イチオシ。

なお、著者はブレッチリー・パークの元所有者の子孫とのことだ。 歴史の繋がりという点でも興味深い。

あわせて読みたい

本書が楽しめた人には、前掲の『暗号解読』のほか、 チューリングをはじめとするブレッチリー・パークの暗号解読者たちとその後継者である現代のハッカーたちの物語〈クリプトノミコン〉シリーズもオススメしておきたい。本書で触れられているチューリングの様々なエピソードのほか、イギリスの「ガサ入れ」や機密保全作戦なども盛り込まれた傑作冒険小説だ。


暗号解読 上巻 (1) (新潮文庫 シ 37-2) 暗号解読 上巻 (1) (新潮文庫 シ 37-2)
サイモン・シン
新潮社
¥ 620

暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3) 暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)
サイモン・シン
新潮社
¥ 660

クリプトノミコン〈1〉チューリング (ハヤカワ文庫SF) クリプトノミコン〈1〉チューリング (ハヤカワ文庫SF)
ニール スティーヴンスン
早川書房
¥ 924

クリプトノミコン〈2〉エニグマ (ハヤカワ文庫SF) クリプトノミコン〈2〉エニグマ (ハヤカワ文庫SF)
ニール スティーヴンスン
早川書房
¥ 924

クリプトノミコン〈3〉アレトゥサ (ハヤカワ文庫SF) クリプトノミコン〈3〉アレトゥサ (ハヤカワ文庫SF)
ニール スティーヴンスン
早川書房
¥ 924

クリプトノミコン〈4〉データヘブン (ハヤカワ文庫SF) クリプトノミコン〈4〉データヘブン (ハヤカワ文庫SF)
ニール スティーヴンスン
早川書房
¥ 924

*1 この逸話は『暗号解読』でも触れられていたはず。


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