ぽっぺん日記@karashi.org
2003-05-03(Sat) 晴 この日を編集
_ 昨日
謎試験に不合格しますた。
_ フランスと組んで宇宙往還機を。
うーん、ここにも書いてあるように、往還機はコストダウンには寄与しないような気がするけれど。まぁ往還機の方がカッコはいいけどなぁ。
2005-05-03(Tue) この日を編集
_ 今日のできごと
せっかくのGW*1なので出掛けようかと思っていたのだが、用事が多くてずっと自宅で肉体労働。
まりちゃんズの『新武道館でジョイントを(キャンディーズ VS まりちゃんズ)』をくちずさみながら、畑仕事をしたりとか、除草剤を散布したりとか、雑草取りをしたりとか、そんな感じ。
*1 とは言え、暦通りの休日なので、そんなに長い休みではない。
_ 今日の買い物
バグがないプログラムのつくり方 JavaとEclipseで学ぶTDDテスト駆動開発 (Be agile!)(川端 光義/倉貫 義人/兒玉 督司)
Amazonマーケットプレイスで半額くらい。
積ん読が溜まっているのに、また買ってしまった。
2006-05-03(Wed) 憲法記念日 この日を編集
_ フィルタをすり抜けてしまったコメントSPAMがあったので、Anti Referer Spam Pluginを導入
導入してから5分で、さっそくコメントSPAMが引っかかった。
_ void GraphicWizardsLair( void ); // 「?from=rssなどを除去して、選択した文字列をタイトルの前に付加する」はてなブックマーク用ブックマークレット
これは便利。
Scuttleに移行したら、あちらのbookmarkleにも適用してみよう。
_ Portable Firefox 1.5.0.3 Released
今回は追随が早い。
_ ホルスト・ヤンセン展@埼玉県立近代美術館に行ってきた
俺はアートには全く暗いので、ヤンセンという名前さえ聞いた覚えがないのだが、妻は名前だけは知っていたらしい。
中高通して美術が3(ちなみに5段階。10段階じゃないよ)だった俺が書くのもおこがましいが、なんだかエキセントリックな作風でしたよ。
一部、ジョジョ第3部に登場する、書物の神トトのスタンド使い、ボインゴが持ち歩いていたマンガ『オインゴとボインゴ兄弟の大冒険』(長いよ)を彷彿とさせる作品もあったり。
で、ヤンセンの生き方も作品に負けず劣らずエキセントリックで、美術学校を素行の悪さで退学になったり、殺人容疑で拘留されたことがあったり、結婚と離婚を繰り返したりと、なんだか凄い人だった感じ。何度も賞を受けているところから見て、たぶん偉い人なんだろうけども、ヤンセンが書いた小説+挿絵の解説には「荒唐無稽で下品」と書いてあるし、ヤンセン自身に対する解説には、色々な作品から剽窃しまくった、みたいなことも書かれていて、ちと笑った。
やっぱり、凄い作品を生み出す人というのは、そんじょそこらの平々凡々とした人間ではないってことだろうね、きっと。
展示会場の最後には、「未成年の立入禁止」云々という立て看板と共に隔離された一角があり、ヤンセンが描いたエロチックな作品と、ヤンセンが多大な影響を受けたという北斎の春画が展示してあった。有名な大ダコが女性をいたずらしている北斎の作品もあって、ちと得した気分(妻は恥ずかしがって、あまり見てなかった)。
まぁ、そんな感じで、俺もアートに触れてアートっぽい気分になったので、帰り道にこんな写真を撮ってみた。うーん、アート。
2007-05-03(Thu) この日を編集
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ミリタリー・スナイパー―見えざる敵の恐怖(マーティン ペグラー)
「ただ同然で働き、まったく音もたてず、姿も見せずに動きまわり、一発で相手を倒せるほど肉薄できる──そんな機械ができるまでは、我が地位は安泰というわけだ」(ある現役スナイパーの言葉)
1500年代から現在までの、スナイパーの歴史、装備、訓練方法の変遷を解説したものが本書だ。
最近読んだ類書としては、
狙撃手(スナイパー)(ピーター ブルックスミス)や
戦場の狙撃手(マイク ハスキュー)があるが、両者と比較すると、
- 狙撃手のエピソード:少なめ
- 掲載写真:多め
- 銃をはじめとする装備についての解説:非常に多い
と言ったところだろうか。
特に装備の変遷は、非常に詳細。ライフルについても然ることながら、スコープやマウントの解説は前掲の類書にも、ほとんど載っていない事項なので、資料的価値が高いのではないかと思う。
本書は下記の章立てで構成されている。
- スナイパーとは何か
- ライフル銃手の登場 1500‐1854年
- 南北戦争ならびにヨーロッパの戦争 1854‐1914年
- 転機の訪れ―第一次世界大戦 1914‐16年
- 反撃―第一次世界大戦 1916‐18年
- ロシアの狙撃兵と、その戦術 1936‐45年
- ドイツ軍スナイパーと対ソ戦 1941‐45年
- 日米対決―太平洋戦争 1941‐45年
- 西部戦線 1930‐45年
- 限定戦争 1945‐85年
- ヴェトナム戦争―アメリカ没落の元凶
- 21世紀の展望
全般的な印象として、スナイパーの勃興から第二次世界大戦までにかなりの重点が置かれており、それ以後については、あまりページ数が割かれていないので、最近の狙撃手について知りたいと思っている人には少し物足りないかも知れない。
ただ、スナイパーが組織的に戦場に投入される契機となった、第一次世界大戦を解説した
- 『転機の訪れ―第一次世界大戦 1914‐16年』
- 『反撃―第一次世界大戦 1916‐18年』
の二章は、狙撃術とともに、その装備が急速に発展する様子が詳しく語られており、非常に面白かった。スナイパーに興味を持つ人であれば、確実に楽しめるものと思う。その他、第二次世界大戦時の地獄のごとく東部戦線で展開されたスナイパーの戦いについて語った『ロシアの狙撃兵と、その戦術 』(ソ連側には女性スナイパーも多かったと言う)と『ドイツ軍スナイパーと対ソ戦』、また、ノルマンディ上陸後のスナイパーの苦闘を解説した『西部戦線』もお薦め。
ちなみに、他の退役軍人とは違い、ノルマンディで戦った元スナイパーで彼の地を再訪するものは皆無だと言う。本書に掲載されている、そんな元スナイパーの言葉を引用しておく。
「ノルマンディでスナイパーとして戦ったとき味わったあの絶対的な恐怖感は、とても手持ちの言葉では伝えられない。50年間、私が決してあそこに足を向けないのは、それが理由だ。誰でも自分にとっての悪夢の地をわざわざ訪問しようとは思わないだろう。」
その他、本書の内容のうち、個人的に興味深かったことを列挙しておく。
- アメリカでは、銃を乱射した犯人について、マスコミが「スナイパー」という単語を当て嵌め誤用することがあったが、軍の要請で「ライフルマン」という単語を使うようになった。その際、軍は、スナイパー訓練所にマスコミを招待し、偽装して隠れたスナイパーを見付けさせたり(見付けられたものは皆無だった)、その狙撃術を披露したとのこと。「ハッカー」という言葉の誤用を彷彿とさせて興味深い。
- 類書と同様に、いかにスナイパーが敵・味方問わず嫌われる存在であるかが、本書でも示されている。著者が行なった聞き取り調査で、拘束された後、捕虜となった(つまりはそのまま殺害されなかった)スナイパーの確認がとれた人数は、たった1人とのこと。
- 類書では、18世紀のアメリカがスナイパーの勃興期であるとされているが、本書によれば、既に1600年代にはライフル銃が実用化され、欧州で使用されたという。
- 銃身が木などで被われていると、弾丸を撃ち出した際に、銃身が音叉のように一定のピッチで振動する「調和振動」という現象が起こらず、次弾以降の発砲に、初弾と同様の精度が維持できなくなるとのこと。
- 第一次世界大戦時、連合国はドイツ側スナイパーがダムダム弾のような不正規改造弾を使用していると信じていたが、本書によれば、そのような弾丸は、弾道学的特性が変化し、おそらく安定性にも影響が出る可能性があるので、スナイパーが実際に使用していた可能性は低いとのこと。コミックや小説等でスナイパーが弾丸に様々な処理を施す(例えば、先端を切断する、削る、など)場面が時折登場することがあるが、リアリティに欠けるようだ。
- ベトナム戦争当時、米軍のスナイパーは暗視照準器付きのライフルを使用したが、北ベトナム軍(NVA)側も、第二次世界大戦中に、アメリカよりソ連に供給された暗視照準器を、ソ連から供給され、使用していた例もあるとのこと。第二次世界大戦中に、アメリカからソ連に暗視照準器が提供されていたとは知らなかった。
かなり満足のいく内容ではあったのだが、本書の最大の欠点はその値段。大日本絵画から出版された軍事関連書籍の通例ではあるのだが、非常に値段が高く、本書はなんと5,985円(税込)! その分の価値はあるとは思うし、内容が内容だけに飛ぶように売れるということもないと思われるので、仕方がない側面もあるのだが、一読者としては、もう少し安くならないかなーというのが正直なところ。
そんな訳で、少々手を伸ばし難い価格ではあるが、スナイパーに関心がある人には、前掲した類書とともに強くお薦めできる一冊だ。
2008-05-03(Sat) この日を編集
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夏の涯ての島 (プラチナ・ファンタジイ) (プラチナ・ファンタジイ)(イアン R.マクラウド)
英国SF作家イアン・R・マクラウドの日本オリジナル短篇集。
マクラウドの作品はこれまでS-Fマガジンや『90年代SF傑作選』などで何篇か紹介されてきたが、書籍として出版されたのは今回が初めて。 正直なところ、収録作の中には期待していたほど面白い作品は多くなかったのだけれども、マクラウド作品が一冊の本になったことは素直に喜びたい。
本書に収められている作品は下記の7篇。
- 「帰還」
- 「わが家のサッカーボール」
- 「チョップ・ガール」
- 「ドレイクの方程式に新しい光を」
- 「夏の涯ての島」
- 「転落のイザベル」
- 「息吹き苔」
解説では
同世代の作家としては「グレッグ・イーガンと肩を並べる存在(ガードナー・ドゾワ)として注目された。(p.431)
なんて書かれているが、収録作を読んだ限りでは、ちょっと持ち上げすぎだなぁという印象。 イーガンのような驚くようなアイデアが見られる訳でもないし、センス・オブ・ワンダーもないし、純粋にSF作品として読むとかなり凡庸なんですな。 「ドレイクの方程式に新しい光を」にはナノマシン(?)による人体改造という技術も登場することはするのだが、ありふれた描き方で特筆すべきものでもないし。
ただ、ストーリー運びや人物描写は非常に巧みで、ここはイーガンに勝っていると言っていいのではないかと思う。 そういう意味でマクラウドの持ち味が発揮されるのは、SF性を剥ぎ取っても成立する「帰還」や「わが家のサッカーボール」、「ドレイクの方程式に新しい光を」といった人間関係を描いた作品であり、「チョップ・ガール」や「夏の涯ての島」といった歴史を扱った作品になるのだろう。
逆にダメなのが、背景世界の魅力で引っ張るタイプの「転落のイザベル」「息吹き苔」のような作品。 肝心の背景世界がなんとも魅力に欠けていてどうにも盛り上がらなかった。
収録作のベストは、第一次世界大戦に敗北したことによりファシズム化したイギリスを描く「夏の涯ての島」。
イギリスでは同性愛が違法だったことを下敷きにした、ユダヤ人や同性愛者に対する隔離政策という設定(第二次大戦下のイギリスにおける同性愛者への抑圧については『夜愁』(サラ・ウォーターズ)に詳しい)、ヒトラーと重なるファシズム英国の独裁者が権力の座を上り詰める様子など、史実からの一捻りのセンスもいいし、改変された歴史を俯瞰するのではなくあくまでも主人公の視点から描き出すストーリー展開もよく、 正統派と呼びたくなる改変歴史小説に仕上がっている。
ただ、作品中で日本が拡張政策を取り中国を侵略していることがほのめかされているが、第一次大戦に深くコミットこそしなかったが敗戦国であるはずの日本にそこまで出来るかどうかは疑問。 中国にプレゼンスを持つはずのドイツと利害の対立があるはずだしなぁ。 もしかすると、ドイツ弱体化のスキを突いて(史実と同様に)火事場泥棒的なことを行なっているのかも知れない。 でも、そうすると、ドイツに対抗して軍事力を強化しているはずのソ連との対立が激化して……と妄想が止まらなくなってしまいそうになる。
解説にも書かれていることだけど、個人的にも本書が出版された勢いで、ぜひ他のマクラウド作品の翻訳が進むことを希望したい。 改変歴史物が大好きな人間としては、エーテルがすべての産業の基礎となったヴィクトリア朝英国が舞台の『The Light Ages』と、その100年後『The House of Storms』が訳されれば嬉しいなぁ。




まで頂ければ幸いです。
観音浄土に船出した人びと―熊野と補陀落渡海 (歴史文化ライブラリー 250)(根井 浄)
_ arton [>逆にダメなのが 賛成。最後の2つは読むのが退屈になって、途中で投げてしまいました(イザベルは読み終えましたが)。..]
_ poppen [眠くなりましたが、がんばって読みました(笑) > イザベル & 苔 マクラウドには改変歴史ものの他、社会主義SFみ..]