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ぽっぺん日記@karashi.org


2002-07-15(Mon) この日を編集

_

6時半起床。今日も暑い。

庭に水をまいてから出社。

_ 仕事

明日までにサーバをデッチあげることに。とりあえず、dump & restore で稼働中のサーバの HDD をコピーして、変更が必要なところをイジる。

_ Tyan S1682D(TahoeII)

こないだ 256MB にアップグレードした会社のサーバ(Tyan S1682D 使用)に 40GB の IDE HDD を繋げてみたところ、正常に認識した。S1682D は 440FX な M/B だから、てっきり 33.7GB に引っ掛かってちゃんと認識するはずはないと思い込んでいたので、嬉しい誤算。

2003-07-15(Tue) この日を編集

_ 午前

溜まっていた仕事を消化。

_ 午後

お客さん訪問。ルータの設定をしたり、firmwareをアゲたり。やっぱりYAMAHAは安物でもいいですな。

会社に戻ってきたら、ドッと疲れが出る。昨日の疲れが残っている感じ。

_ 退勤

なんか疲れたので、ほぼ定時に。

_ 秘神界―現代編 (創元推理文庫) 秘神界―現代編 (創元推理文庫)

先日、Bookoffにて購入して、しばらく積ん読になっていたもの。

ぽつぽつ読んでいるんだが、あんまり面白い作品が収録されていないなぁ。秘神界―歴史編 秘神界―歴史編の方が面白い作品が揃っていた気がする。

収録作品の中でも(悪い意味で)印象に残ったのが、友成純一「インサイド・アウト」。エログロ趣味爆発で、正直読むのが辛い。内容的にも「どこがクトゥルフ神話もんなんだ?」って首を傾げたくなるし。友成氏の映画評論とか旅行記は大好きなんだけどねぇ。


2004-07-15(Thu) この日を編集

_ PHP 5.0.0

キターーー。

とりあえず、テスト環境へインストールだけはしておくかな。

_ PHP 4.3.8

セキュリティFIXってことなのでバージョンアップしておいた。


2006-07-15(Sat) この日を編集

_ 那覇空港にて

20060715_0

_ ダイヤモンド・エイジ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)(ニール スティーヴンスン) ダイヤモンド・エイジ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)(ニール スティーヴンスン)

The Diamond Age by Neal Stephenson

ハックワースとその娘、フィオナがロンドンに行ったあたりから、なんだかグダグダぽい感じになってきたので、しばらく読むのを止めていたのだが、出張を機会に続きを読むことにして、沖縄からの帰りに読了。

ナノテクが高度に発達した世界やガジェット、文化によって国家を形成する<部族>など、色々と面白いアイデア満載なのだが、どうにもまとまりに欠けるストーリーで損をしている印象。

ニール・スティーブンソンらしく、様々なストーリーが一緒くたにブチ込まれているのだが、それらが一つに収束するということはなく、ほとんどがばらばらのベクトルを向いたまま書き綴られ、なんだかよく分からないまま終わってしまったという感じで(芳判事のストーリーのように、いきなり消滅してしまうものもあるし)、どうにも消化不良ぽい。ネルが<プリマー>によって救われるというストーリーだけ抜き出して一本の小説にした方が良かったんじゃなかろうかと思った。

読んでいて色々な疑問や意味が分からない部分があるのだが、ざっと挙げるとこんな感じ。

  • 芳判事一党のその後
  • <ドラマーズ>全般について
  • ハックワースとフィオナがロンドンで経験する出来事
  • <蛮族>が相手とは言え、虐殺やレイプをしまくっているらしい<義和団>と、徳を重視しているらしい<天朝>がどうにも重ならない点

_ サーバのNTP時刻同期が上手くいっていなかった

出張中に、UPSのバッテリ交換のため、ルータホストとサーバの再起動をしたの際、ルータの起動の方が遅かったため、サーバのNTP時刻同期が上手くいっていなかった模様。サーバの時刻が5分ほど進んでいた。

sysutils/clockspeed-confを使ってclockspeedをdaemontools管理下で動かしているのだけど、追加でcronで

/usr/local/bin/sntpclock `cat /var/service/clockspeed-adjust/env/SERVER_IP` | /usr/local/bin/clockadd

を@reboot + (@hourly or @daily)で動かした方が良いかなぁ。

_ できごと

  • 沖縄出張最終日。でも、今日は早朝の便で、東京に帰るだけ。
  • 行きの飛行機では外人の姿は全く見なかったのだが、帰りの飛行機では外人の比率がかなり高かった。在沖縄米軍の人が連休を東京で過ごすのかも知れない。米軍の連絡便に便乗できそうな気もするが、家族連れだと無理なのかな。
  • 帰京したら、そのまま自宅に帰るつもりだったのだが、緊急の仕事が入って、会社に行くことに。
  • 結局、13時から18時近くまで仕事。えれー疲れましたよ。
  • 疲労が溜まっていた所為か、昼飯で食べた鶏唐揚げ弁当で腹を悪くした。

2007-07-15(Sun) この日を編集

_ 完璧な赤―「欲望の色」をめぐる帝国と密偵と大航海の物語(エイミー・B グリーンフィールド) 完璧な赤―「欲望の色」をめぐる帝国と密偵と大航海の物語(エイミー・B グリーンフィールド)

去年話題になった本だが、確かに評判通りの傑作だった。去年出版だが、今年読んだノンフィクションでは、文句なしにNo.1の面白さだ。

本書を一言で表すと「赤色染料から見た世界史」ということになるだろう。

16世紀のヨーロッパにおいて最も尊ばれた色が赤だった。王や貴族、枢機卿は好んで赤い衣服や装飾品を身に付け、染物職人たちはどれだけ鮮やかな赤を出せるかに鎬を削った。様々な赤色染料が試されたが*1、その一大変革となったのが、スペインに征服された新大陸よりもたらされたコチニールだった。『完璧な緋色』と呼ばれるほど鮮烈な赤を生み出すコチニール。しかし、スペインによって完全に独占されたコチニールは、非常に高価だったばかりか、その正体さえ判然としなかった。新大陸からスペインに運ばれるコチニールを狙って海賊*2が横行し、コチニールの秘密を探るため、密偵が暗躍する。

本書はそのような歴史とともに、コチニールに関わった人々の悲喜交々も鮮やかに描き出す。コチニールの詳細な姿を描写すべく顕微鏡を覗いた発明家たち、コチニールが植物か動物かの論争に決着をつけるため全財産を賭けたギャンブラー、自国の利益のため、植民地でのコチニール生産に血道を上げた人間、コチニールに代わる合成染料を求めた化学者たち*3。なんとも魅力的なエピソードに溢れている。

合成染料の台頭により、染料としての役割を終えたと思われたコチニールであるが、近年、合成染料の健康被害がクローズアップされ、また染料として復活を遂げている。

一体、コチニールの正体はなにか? ググれば、すぐに分かることではあるが、興を削ぐので控えておこう。代わりに、コチニールが利用されている製品を本書から引用しておく。

砂糖菓子、アイスキャンディー、ソーセージ、ヨーグルト、ジュース、アイスクリーム、アップルソース、プディング、チーズ、咳止めシロップ、頬紅、口紅、アイシャドー、カンパリ(p.307)

どれだけ我々の身近にコチニールが溢れているかお分かりになるだろうと思う。

歴史ノンフィクション好きにはイチオシの一冊。未読な方はぜひ一読を。壮大な赤色染料の歴史に誘われるはずだ。

*1 なお、南米のブラジルは、赤色染料として使われていたブラジルスオウの新種が発見されたため、そう命名されたとのエピソードも紹介されている。

*2 国家によって公認された私掠船も多かったという。

*3 ドイツの染色工業の発達が、後に毒ガスを生み出す要因となったという


2008-07-15(Tue) この日を編集

_ 第三帝国の無血征服劇を描き出す──第三帝国の興亡 2 (2)(ウィリアム L.シャイラー)

東京創元社様より本が好き!経由で献本御礼。

同時代を生き、自らの目で第二次世界大戦前の欧州を見たジャーナリストである著者が膨大な資料を駆使しながら、「千年帝国」と呼ばれつつもわずか12年余で幕を閉じたドイツ第三帝国の興亡を描くノンフィクション・シリーズの第2弾。


第三帝国の興亡 2

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書評/歴史・記録(NF)

本書ではヒトラー率いるナチスが独裁政権を確立した1934年から筆を起こし、1938年のオーストリア併合を経て、チェコスロヴァキアを無血征服した1939年初頭の大戦前夜までが語られる。 著者は自身が目撃した場面や肌で感じた空気を交えながら、大戦前のドイツやその軍門に下ることになるウィーンやプラハ、そして英仏両国とドイツとの駆け引きを活写していく。

その筆には怒りが込められている。

怒りが向けられている対象のひとつは、もちろん、ヒトラーをはじめとするナチスに対してである。 ゲシュタポと強制収容所を用いた恐怖政治により国内を統治し、 外交では平和を唱えながらも、その実、領土的野心を剥き出しにしていたナチスに対する軽蔑を著者はあらわにする。

ナチスが行なった強権政治やユダヤ人迫害を好ましくはないと感じつつも、ヴェルサイユ条約のくびきからドイツを解放し大国へと押し上げると同時に、雇用を保証する(それが中世の農奴に近いものであったとしても)という政策に迎合したドイツ国民と、ドイツ国内で唯一ヒトラーに逆らえる存在だったはずの組織であるにも関わらず日和見を決め込んだ陸軍も、また怒りの対象となっている。

その怒りの矛先はナチス・ドイツの蛮行を未然に防げたはずの国際社会──特に英仏にも向けられている。 両国はオーストリア併合を黙認するだけに留まらず、

最後の領土的要求(p.327)

というヒトラーの言葉を無邪気にも信じ、チェコスロヴァキアへの侵略を御膳立てることまでしてしまった。 彼らが自らの間違いに気付いた時には、もう手遅れだったのである。

本書で印象に残るのは、ドイツ国民はヒトラーの暴走を黙認こそしたが、決して戦争を望んでいはいなかったということだ。 チェコスロヴァキア征服直前、民衆の戦争熱を煽るため、ヒトラーは首都ベルリンでの軍事パレードを陸軍に命じた。 彼は隊列に熱狂する群集を想像したに違いない。 しかし、実際はそうはならなかった。 その様子を目撃した著者は次のように記している。

ひとびとは見物もせずに地下鉄に駆け込み、舗道に立ちつくすひとにぎりのひとたちも黙って見守るだけだった。……それは、わたしが目にしたもっとも衝撃的な反戦の意思表示だった。(p.335)

第一次世界大戦で打ちのめされたドイツ国民は、もう戦争はこりごりだと思っていたのだ。 それは戦勝国であった英仏にも共通する考えだった。 だが、戦争を忌諱するあまり、ナチス・ドイツの愚行を止めることをできなかったのは歴史の皮肉というべきだろうか。

国際社会に見放されドイツに屈服したチェコスロヴァキア外相クロフタは次のようにいったという。

今日はわれわれがやられましたが、明日は別の国の番です(p.378)

この言葉が正しかったことは歴史が証明している。

本書は次の一文で締められる。

そして、ポーランドの番が来た。(p.451)

全世界に未曾有の死と破壊をもたらした大災厄──第二次世界大戦が遂にはじまる。

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