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ぽっぺん日記@karashi.org


2002-09-09(Mon) 曇時々雨 この日を編集

_ 起床

6 時半。

_ 仕事

お客さん周り。今日は 3 件。

バスの移動が多かった。トラブルが重なり 3 件中、1 件しか完了せず。がっくし。

_ ftp.jp.netbsd.org

移転してから接続がメチャクチャ速くなった。


2003-09-09(Tue) この日を編集

_ 痴漢冤罪回避

otsuneさんの日記経由で。

痴漢に間違われたら、どー対処したらいんだろう、とか思っていたので、参考になる。

昔、法学の授業の時に聞いた、「知らないことは罪」って言葉を思い出すな。

まぁ、俺は電車の中じゃ、読書してるか、寝ているか、Palmをイジってるかのどれかなので、痴漢に間違われる可能性は低いような気もするけれども(甘い?)。


2004-09-09(Thu) この日を編集

_ 仕事

お客さん訪問をした。ちと疲れた。

_ 某所のメールサーバ

qmail + rblsmtdpで運用していて、rbldnsでホワイトリストを動かしていたのだが、DNS(tinydns)からrbldnsへの委譲設定するのを忘れてて、まったくホワイトリストを参照してなかった。orz

_ ゴールデン☆ベスト P-MODEL「P-MODEL」&「big body」 ゴールデン☆ベスト P-MODEL「P-MODEL」&「big body」

店頭で見つけたので、思わず購入。

big bodyは名盤だよな。

_ クトゥルフ神話TRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)(サンディ ピーターセン/リン ウィリス) クトゥルフ神話TRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)(サンディ ピーターセン/リン ウィリス)

Amazon.co.jpで、ずっと品切れ状態だったのだが、今日になって発注できるようになったので購入。

遊ぶ予定もないのに買ってしまうのは、悲しいクトゥルフヲタのサガ。

_ 楽天ブックス

もしかして、楽天ブックスで買い物する時、楽天スーパーポイント使えないんか?

ポイント貯めたら、本を買うのに使おうと思っていたのに。orz

_ mpd + ipf + ipnat(2)

先方からメールが届いたので、テストメールを送って貰うことにした。

DMZ(/29のグローバルなIPアドレス)のメールサーバのmtuをifconfigで1454にしたところ、mpd + ipnat(mssclamp 1414付き)でも問題なく届いた。

なるほど。DMZの全サーバのmtuを1454にしてしまえば、とりあえずはmpdでも大丈夫そうだけども、現状、ADSLなんで速度的にもpppで困ってないしなー。どうしよう。

ちと迷うところ。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ otsune [というか、それで届いたとするとブラックホールルーター確定なんですね。 「ICMP全落としは害である」という英語の説得..]


2005-09-09(Fri) この日を編集

_ できごと

お客さんから依頼があったので、レンタルサーバ業者に連絡した。

3ヶ月も前に登録したドメインのDNS設定を全然やっていないレンタルサーバ業者ってどうよっていうのは勿論なんだけども、俺が連絡してから丸一日以上経っても、まだDNS設定をしていないようだし(dnsqで調べてみた)、何の連絡も寄越さないし、技術力云々よりも会社として大丈夫なんかいなという感じが。

どんな経緯で契約することにしたのかとか、料金は幾らなのかも知らんけど、さくらインターネットのライトプランの方がずーっと良いんじゃね?


2006-09-09(Sat) この日を編集

_ 谷甲州『パンドラ』

パンドラ〈上〉(谷 甲州) パンドラ〈上〉(谷 甲州)

パンドラ〈下〉(谷 甲州) パンドラ〈下〉(谷 甲州)

図書館で借りていたのをやっと読了。

ファースト・コンタクトものにも関わらず、センス・オブ・ワンダー分が非常に少ないが、前半でミリタリー分、後半で航宙分(別名、『航空宇宙軍』分)が補給できたので俺としては大満足(2ch・SF板で見掛けた「前半は覇者の戦塵、後半は航空宇宙軍史」という感想は言い得て妙)。

前半のミリタリー分については、民間の研究者である主人公に

戦争なら、やることは決まっている。敵の主力を包囲殲滅するか、指揮系統を破壊するかだ。

というセリフを言わせちゃったり、JAXAの宇宙飛行士である、もう一人の主人公が強襲揚陸艦と空母を識別しちゃったりと、ちと多過ぎな感もなきにしもあらずだけども、燃えられたので俺的には全然おK。

後半の航宙分は、人類滅亡の危機に揺れる世界の描写などは一切省かれ、ひたすら、軌道上での航宙機建造と事故処理を巡る日米・中露の対立、そしてパンドラとの邂逅・戦闘が描かれるあたりが、いかにも谷甲州。

ただ、残念なのはラスト。個人的には、ここでもう一歩踏み込んで、センス・オブ・ワンダー分を補給させて貰いたかった(読んだ人には分かるはず、たぶん)。

あと、雑多な感想を列挙。

  • プリミティブって単語、これを読んで初めて知った。
  • 朝倉は30〜35歳くらいと勝手に思っているのだが、年の割りに女性への接し方が中高生ぽくて、いかにも谷甲州(偏見)。「結婚を考えた時期もあったが、結局はなにごともないまま時間がすぎてしまった」って、なにごともないのに結婚って考えるんだろうか。
  • 朝倉が20世紀末の生まれということなので、朝倉の年齢に対する推測が正しいとすると、舞台は2030年代だと思われるのだが、その割りにコンピュータ系の技術がローテクぽい。ログインがパスワードや証明書認証と思しき方法だったり(少なくとも生体認証は標準になってるんじゃね?)、強制終了した場合、システムが破壊される端末ってな描写があったりして(Windows95みたいだ)、そこらへんはなんだかなってな感じ。
  • 航宙機の基本構造は、トラス構造にモジュールとエンジンを取り付けただけのようで、航空宇宙軍史の仮装巡洋艦ぽくて燃え。
  • 猫の目のように変更される探査計画と、それに翻弄される現場の人間というのは、いかにもありそうな感じ。
  • やっぱり中国が悪役気味。まぁ、実際、あんな状況になったら、あんな感じに行動しそうだけど。 > 中国
  • 文中の専門用語のほとんどはなんの説明もなく、そのまま書かれている割りに、マニュピレータだけは毎回『(ロボット・アーム)』とわざわざカッコ付きで書かれているのは謎。

_ できごと

妻が出掛けているので、一人でスーパーに買い物に行く。

スーパーの隣りが図書館なので、ついでに本の返却(含む『パンドラ』)と新しい本の借り出しをしてきた。

借りてきたのは、

  • 山田正紀『マヂック・オペラ』
  • 山本弘『まだ見ぬ冬の悲しみも』

『マヂック・オペラ』は文庫落ちするのを待っていたので、こんなに早く読めると思わんかった。ビバ、図書館。


2007-09-09(Sun) この日を編集

_ 聖灰の暗号 (上)(帚木 蓬生) 聖灰の暗号 (上)(帚木 蓬生)

本が好き!経由で献本して頂いた。

キリスト教の一派であるにも関わらず、ローマ・カトリック教会によって異端とされ、12世紀から13世紀にかけての弾圧の末に滅ぼされたカタリ派を扱った小説が本書。これが初・帚木蓬生作品なのだが、非常に面白くて一気に読んでしまった。

カタリ派を研究する歴史学者、須貝は、南仏の地方図書館で、偶然、カタリ派に関連する地図を発見する。 地図はカタリ派弾圧について触れており、弾圧について著した手稿の存在をほのめかすものだった。 それが事実であれば、今まで知られることがなかったカタリ派の聖職者や信徒の生の声を伝える革命的なものであるかも知れない。 しかし、須貝が地図の存在を学会で発表したことにより、それが世に出ることを阻もうとする勢力が蠢き出すことに──。

というのが本書のあらすじ。

本書は、須貝が仲間と共に手稿を探す現代パートと、書き手を通してカタリ派への過酷な弾圧とカタリ派の実態を浮き彫りにする手稿パートから構成されている。現代パートは、カタリ派についての説明と、エンターテイメント小説として成立させるために存在している、言わば、おまけのようなものであり、本書のメインは、あくまでも手稿パートにある。

手稿パートでは、異端審問に立ち会う通訳である書き手が、カタリ派に対する弾圧と虐殺を目撃することにより自分が信じるカソリックへの疑念を深め、カタリ派聖職者と対話することにより、徐々にカタリ派の持つ信仰へと目覚めていく様子が、まるで当時を生きた人物の手によるものではないかと錯覚させる見事な筆致で描かれている。まさに一級の歴史物語と言って過言ではない。

本書の弱点は、現代パートにある。作者の主眼は、ここにはないとは言え、ミステリー小説として読んだ場合、残念ながら、かなり無理がある展開となっていると言わざるを得ない。

まず、犯人たちが連続殺人を行なった理由が理解できない。顔を目撃されたということが本書の中で理由としてあげられているが、「マスクなどで顔を隠さなかったのだろうか?」と疑問を持った。少なくとも主人公の一人を誘拐した際には、覆面をしていたようだし、覆面姿を見られても殺害しようとはしなかった。また、ラストで真犯人が判明する場面も、自分から名乗り出ているようなもので「こいつはバカだろうか?」と思ってしまった。

そして、一番大きな疑問が、700年前の虐殺の事実を隠すために、現代で殺人を犯すだろうか? という点だ。たしかに、カタリ派の弾圧についての新資料が出てくればカソリック教会には打撃だろうが、現代で殺人を犯したことが露見することに比べれば、まったく大したことではないのではないだろうか。それに、本書を読んだ限りでは、カタリ派に対して過酷な弾圧が行なわれたということは、常識とまでは言わないまでも、かなり知られているようなことなので、今更隠したところでどうしようもないようにも思えるのだが……。

現代パートに関しては、残念ながら及第点とすることは出来ないが、手稿パートは、真の信仰とは何かを問う、まぎれもない傑作である。一読を強くオススメしたい。

なお、オクシタニア〈上〉 (集英社文庫)(佐藤 賢一) オクシタニア〈上〉 (集英社文庫)(佐藤 賢一)も同じカタリ派について書いた小説だそうである。次の機会に読みたいと考えている。

聖灰の暗号 下 (3)(帚木 蓬生) 聖灰の暗号 下 (3)(帚木 蓬生)


聖灰の暗号 (上)

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livedoor BOOKS
書評/国内純文学

参考


2008-09-09(Tue) この日を編集

_ めちゃくちゃ面白い幻のエンタメ小説が復刊だ──エヴァ・ライカーの記憶 (創元推理文庫 M ス 12-1)(ドナルド A.スタンウッド) エヴァ・ライカーの記憶 (創元推理文庫 M ス 12-1)(ドナルド A.スタンウッド)

東京創元社様より本が好き!経由で献本御礼。

1912年4月14日に起きた〈タイタニック〉沈没事件をテーマにしたミステリが本書。 1978年に原書が刊行され好評を博し、翌1979年には文藝春秋から邦訳が出版され、その年の「週刊文春傑作ミステリー・ベスト10」の4位に輝いた作品である(ちなみに、当時の「ミステリー・ベスト10」には国内・海外作品を一緒に集計していたとのこと)。

長らく絶版状態にあって、幻の名作ともいわれていたそうだが、実際に読んでみたら、これがめちゃくちゃ面白い! 評判に違わぬ大傑作である。

本書のストーリーは1941年11月30日、日本海軍による真珠湾攻撃直前のハワイからはじまる。 風光明媚なその地で、2件の殺人事件が起きる。 犠牲者となったのは、フロリダから来た観光客の夫婦。 夫アルバート・クラインは毒殺され、妻マーサはホテルの自室でバラバラ死体となって発見された。 マーサの死体を見付けたハワイ警察巡査ノーマン・ホールはショックのあまり職場放棄をし、警察を放逐されることとなる。

それから20年余の1962年──。 第二次世界大戦を経て、ホールは作家として成功しパリに住んでいた。 そんな彼のもとに舞い込んできたのが、ジュネーブに隠者のように住む大富豪ウィリアム・ライカーが立ち上げた〈タイタニック〉遺留品引揚プロジェクトに関するルポルタージュの執筆依頼だった。

ホールの脳裏に警察を辞める原因となった殺人事件の記憶が甦る。 生前のマーサ・クラインが夫婦が〈タイタニック〉沈没事件からの生還者であることを話していたのだ。 偶然の一致に驚きながらも、ホールは〈タイタニック〉へ執着するライカーと殺人事件が迷宮入りとなっていたクライン夫妻へ興味を抱き、仕事を引き受ける。 しかし、それは50年前と20年前の悪を目覚めさせるものだった。 関係者へのインタビューをするため世界各地を飛び回るホールへと延びる妨害の魔の手。 そして、遂に殺人事件が……。

〈タイタニック〉沈没とクライン夫妻殺人事件を結ぶものはなにか? ライカーの真の目的とは? 〈タイタニック〉から生還しながらも刹那的な人生を送るライカーの娘エヴァの記憶の闇に隠された真実とは? 謎が謎呼ぶ展開に手に汗握りながら一気読みしてしまうこと間違いなしだ。

本作の最大の特徴をあげるならば、ミステリはもちろんのこと、サスペンス、ハードボイルド、パニック小説、冒険小説まで、これでもかといわんばかりにエンターテイメイント要素を詰め込んだジャンルミックス小説ということだろう。 並の作家であれば、こんなことをすれば収拾のつかない事態に陥ってしまうのではないかと思うが、きっちりひとつの作品にまとめつつも、こんな「めちゃくちゃ面白いエンタメ小説」に仕上げた作者の手腕は見事の一言に尽きる。

ストーリー構成もまた素晴しい。 第1部では主人公ホールがイギリス、オーストラリ、スペイン、スイス、アメリカ各地、そして日本と、まさに世界をまたに掛け調査をし、徐々に真相に近付いていく。 そのまま、ハードボイルド・タッチで事件解決に進むのかと思いきや、なんと第2部では一転、関係者一同を集めた謎解きへと雪崩れんでしまうのだ。 ミステリファンであれば、ここで両手を叩いて喜んでしまうに違いない。 さらに、それは〈タイタニック〉の処女航海出港から沈没までの5日間のドラマあり、どんでん返しありの200ページなのである。 これほど長大かつ濃密なミステリ解決篇は例を見ないのではないだろうか。

本書を読む前にぜひ、未見の方は劇場公開10周年記念/セリーヌ・ディオン来日記念 タイタニック (アルティメット・エディション) 劇場公開10周年記念/セリーヌ・ディオン来日記念 タイタニック (アルティメット・エディション)を鑑賞してから頂きたい。 〈タイタニック〉の最後がヴィジュアル面で補完され、本書を読む楽しさが2倍、3倍になること確実である。 ちなみに、この映画、個人的には出来はいまひとつだと思うのだが、〈タイタニック〉をてっとりばやく知るという意味では類を見ない資料ではないかと思う(研究者によって間違いがいくつも指摘されているが、それはご愛嬌)。

本書は作者ドナルド・A・スタンウッドのデビュー作にあたる。 川出正樹氏の解説によれば、この後、スタンウッドは幻の名車ブガッティ・ロワイヤルをテーマにしたミステリを書いたそうだが、箸にも棒にも掛からぬ出来だったそうで、小説家としての経歴は本作で終わってしまったようだ。 そういう意味で典型的な一発屋だった訳だが、このような傑作を書き上げたということは充分、歴史に名を残す偉業といえるだろう。

別にいいじゃないか。これだけ見事な一発を打ち上げてくれたのだから。(p.557)

という川出氏の言葉に大いに頷ける一冊だ。 エンタメ小説好きには一も二もなくオススメしたい。


エヴァ・ライカーの記憶

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書評/ミステリ・サスペンス


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