ぽっぺん日記@karashi.org
2002-10-06(Sun) 曇 この日を編集
_ 起床
7 時半。前日、27 時くらいまで仕事をしていたのでネムー。
_ 昼
ひたすら PHP 書き。
_ 夜
仕事をしながら、テレビで放映していた「X-File」を見る。うーん、まったく面白くない。話も大風呂敷を広げまくっているだけって感じだし。アフリカで見つけた UFO はどうなったんですか。まぁ、正直言って、スカリーの魅力だけでもっているような感じです。昔は好きだったんだけどなぁ。マンネリってことなんだろうな。
_ 深夜
0911 のテロに関するドキュメンタリーを見る。あの日、たまたまカメラマン兄弟がテロの現場に居合わせたため、撮ることのできた貴重な記録だった。かなり衝撃を受け、ちょっと仕事が手につかなくなる。
雨が降り出す。27 時就寝。
2004-10-06(Wed) この日を編集
_ 朝
久しぶりに晴れた。と言っても、晴れの日は、2日しか続かないらしい。
- 筐体がプラスチックになり、600SCに比べて安っぽくなった感じがする。
- BIOS設定を眺めてみたところ、スケジュール起動ができるようになってた。600SCはできなかったので、これは良い。
- 600SCと違って、Non-ECCなメモリも動くので(600SCはRegisterd ECCなメモリのみ)、安価にメモリ増設ができるのが嬉しいところ(その分、信頼性は落ちるだろうけど)。
2005-10-06(Thu) この日を編集
_
ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)(グレッグ・イーガン)
先週読み終えて、気になったところを拾い読みしている最中。
噂に違わず、数学と物理がまったくダメな俺には、所々がえれー難しいんだけど、メチャクチャ面白い。
たださんの書評にもある通り、解説で一番難しいとされているヤチマ誕生のくだりは、一応、毎日コンピュータをいじって生活している人間には、そんなに想像するのが難しくない感じなのだが、
- 第9章のコズチ理論
- 第15章のマクロ球大博覧会
の他、中性子やら5次元やらがさっぱり分からない。
とりあえず、2周目は
- 板倉さんのディアスポラ数理研
- イーガン自身による作品解説
を参照しながら読んでみるつもり。
しかし、ここまでSF読者じゃない一般人を突き放したSFも珍しいんじゃなかろうか。傑作SFなのは間違いないと思うけれど、非SF読者に「グダグタ言わず読め!」ってな感じでの推薦はできんなー。
_
クトゥルフ神話TRPG キーパーコンパニオン (ログインテーブルトークRPGシリーズ)(キース ハーバー)届いた
えれー薄くてびっくりしましたよ(95ページ)。
内容は良い感じだが、2,310円(税込)の価格が妥当かと言われると、正直、うーんと唸ってしまうな。まぁ、売れる部数が限られているという厳然たる事実があるので、仕方がないと言えば仕方がないのだが。
ま、俺は半分お布施のつもりだし。
このまま出版が止まることなく、細く長く続いてくれることを希望。
2006-10-06(Fri) この日を編集
_ 愛犬はち、逝く(2006年10月5日20時56分)
帰宅途中に、妻から「あぶなそう」とメールが入り、家路を急いだけれど、臨終には間に合わなかった。
死に顔は月並だが、まるで寝ているようで、今にも目を開けそうな安らかなものだった。
最後は妻の腕の中で息を引き取ったということで、大好きな人と一緒だったのだから、はちも幸せだったと思う。
俺も臨終には間に合わなかったが、これまで色々と世話が出来たので、「これをやってあればよかった。あれをやってあげればよかった」という類の後悔はほとんどなく、ただ悲しみと寂しさがあるだけだ。
本当に良い犬だった。
_ できごと
- はちを霊園で火葬にして貰うため、会社を1回休み。
- 台風並みの大雨の中、はちをペット霊園で火葬にして貰った。
- 遺骨を持って帰宅後、はちを寝かせていたベッドなどを片付け。
- 夕食後、はちの介護の間、絶っていたビールを飲みながら、Perlの勉強をしていたら、気が抜けてしまったのか、まともに目を開けていられないくらい眠くなってしまって、23時には就寝。
2007-10-06(Sat) この日を編集
_
中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日―一極主義 vs 多極主義(北野 幸伯)
本が好き!経由で献本して頂いたのだが、スゴイ本で、一気に読んでしまった。
モスクワ在住の国際関係アナリストである著者が、アメリカの覇権戦略とそれに対抗する中国・ロシアの戦略を初心者にも分かりやすい平易な語り口で解説しているのが本書。
語り口は易しくても、その切り方は大胆だ。
著者は、本書のはじめで、いきなり、
国民にとって金を稼いでくれるのがいい指導者、稼がないのは悪い指導者。(p.28)
(外交上の)国益とは金儲け(経済成長)と自国の安全である。(p.29)
と喝破する。 つまり、国にとって重要なのは、なによりも金であると言っているのだ。
その金儲けを実現するためにアメリカが行なっている世界戦略の2つの柱が
- ドル体制の維持
- 将来に渡る、石油や天然ガスといったエネルギー資源の確保
であると著者は述べる。
東欧や中央アジアの旧ソ連諸国で、民衆が民主化を求めて立ち上がったカラー革命は、 フランシス・フクヤマ著『歴史の終わり』の「リベラルな民主主義が政治の最終形態」という考え方の証左であり、 9・11からアフガン戦争、イラク戦争といった流れは、サミュエル・ハンチントン著『文明の衝突』の言うところの「キリスト教のイスラム教の対立」という文脈で語られることが 多いが、著者はそのような考え方を「インチキ」であり、「アメリカが自己の行動を美化するために、二人の理論を利用している」だけだと一蹴する。
では、著者の見立てはなにか?
カラー革命は、アメリカが石油や天然ガスを確保するために行なった謀略であり、イラク戦争や現在計画中とも言われるイラン攻撃は、石油の確保とドル体制を維持するために行なわれたというのだ。 一見すれば、巷に溢れるトンデモ本を思わせる展開だが、そこには著者の鮮やかな情勢分析がある。
著者の分析でも、特に、個人的に目から鱗が落ちたのが、アメリカがドル体制の維持に躍起になる理由として、巨額な貿易赤字を上げている点だ。 財政赤字と共に「双子の赤字」とも呼ばれるそれは、もしドルが基軸通貨から転落すれば、アメリカ経済を確実に破綻させてしまうものなのだ。 それを防ぐため、アメリカはドル体制に挑戦しようとする国には、軍事力を行使してまで、それを阻止しようとする。
たとえば、イラク戦争。フセイン政権は2000年より石油取引をユーロのみで行なうことを宣言した。これは明白はドル体制への挑戦だ。 2003年にイラク戦争が勃発し、短期間で首都バグダットは陥落。しかし、イラクの情勢は安定せず、いまだに出口の見えない混迷状態にあることは周知の事実だが、 ドル体制の維持という視点から見て重要なのは、2003年の段階で、アメリカがイラクでの石油取引をユーロ建てからドル建てに戻した、という事実だ。
そして、アメリカの次の目標ではないかと言われているイランも、また、石油取引をユーロ建てに転換しようとしていることで知られている。 著者は、アメリカにとってイランを本当に攻撃したい理由は、核兵器開発疑惑などではなく(実際、イランが核兵器を持つとしても10年近い歳月がかかる!)、ドル建てによる 石油取引を維持させることにあるのではないかと見る。
しかし、このような世界戦略に裏打ちされたアメリカによる覇権主義にも翳りは見えてきた。それが中露同盟である。 今までライバル関係にあった中国とロシアが同盟関係を結び、アメリカを覇権国家から引きずり下ろそうと画策しはじめたのだ。 そのために両国が行なった戦略が、中国による米国債の大量保有であり、ロシアによるカラー革命封じと、原油および天然ガスのルーブルによる取引開始だ。 なぜ、中露両国の戦略がアメリカの覇権国家としての地位を揺がしかねないものであるのかは、本書を読んで確かめて欲しい。深く頷けること間違いなしだ。
なお、最終章では、アメリカ対中露同盟の争いに、日本が巻き込まれた場合の対策について、いくつかの選択肢が提示されている。 それらは非常によく考えられており、対中および対露関係を考える上で必読といってもいいのではないかと思う。
最後に、著者の視線についても強調しておきたい。平易な語り口に騙さそうになるが、その視線は非常に冷徹なものだ。
たとえば、著者は以下のように述べ、将来、日本が国際社会というゲームにおけるパワー・プレイヤーになることはないと断言している。
バブル崩壊後も「21世紀は日本の時代だ!」などと言う人がいました。 そう言いたい気持ちもわかります。私も祖国日本を愛していますから、そういう希望的な言葉を言いたい。 しかし、予測・分析する立場としては、真実を語らざるを得ません。日本は覇権国家になれないのです。(p.91)
また、憲法九条改定*1にも触れているが、 アメリカがイランに対して戦端を開かないことを見極めてからにするべきだと書いている。その理由は、平和憲法の理念などとは、一切関係がなく、
10億人のイスラム教徒を敵にまわせば、日本でテロが起きるとか、外国で日本人が殺されるとか、いろいろな実害が出てきます。(p.230)
という限りなく現実的なものによる。このような冷徹な視線があるからこそ、本書で提示されているような、大胆な切り口で世界情勢を見ることができるのではないだろうか。
著者はあとがきでこう述べている。
この本は、皆さんの視点を世界の指導者レベルまで一気にひきあげる目的で書かれています。(p.251)
この言葉が正しいかどうかは読者に判断して欲しいが、個人的には良い線をいっているのではないかと思う。 値段は,575円(税込)という、濃い内容と比較すれば、安価といってもいい価格であるし、ページ数も2〜4時間程度で読み切れる、ほどよい長さだ。 それだけのお金と時間で世界情勢の深い部分を理解することができる本書は、非常にコストパフォーマンスが高い本ということができるだろう。
現在の国際情勢、そして、これからの日本の進むべき道を知りたい人に強くオススメしたい一冊だ。

中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日―一極主義 vs 多極主義
- 北野 幸伯
- 草思社
- 1575円
livedoor BOOKS
書評/社会・政治

*1 ただし、個人的には、安倍政権の退陣によって、九条改定がなされるとしても、かなり先のことになるのではないかと思う。
2008-10-06(Mon) この日を編集
_ 読めば落語が聴きたくなること必定の一冊──
赤めだか(立川 談春)
これはスゴイ本。
競艇選手になることを夢見ていた高校生。 しかし、身長が規定よりも高すぎ、その夢は挫折する。 次になりたい職業として選んだのが、なんと噺家。 しかも師匠としたのは、落語界の異端の人、立川談志である。 高校を中退し、談志の元に弟子入りするが、その日々は師匠の不条理な言い付けに翻弄されるものだった──。
本書は落語家、立川談春による半生記である。 落語家になることを決意した高校生の頃から筆を起こし、31歳で真打ちに昇進するまでが鮮やかに描かれている。
無知を嗤われるのを承知で告白しておくと、落語についてはほとんど知識がない。 落語は、他に聴くものがない時にぽっどきゃすてぃんぐ落語を聴くくらいなものだし、落語家についても、前座→二つ目→真打ちと昇進するくらいなことしか知らない。
そのため、立川談春の名を聞いたのも本書が初めてなことはもちろん、なぜ立川談志が異端の人であり、立川談志とその師匠である五代目柳家小さんとの間にあった確執についても全然知らなかった。
本書の優れた点は、三つある。
まず、落語について無知であっても突き放さず、きちんと読ませる内容になっている点である。
落語界について本文と調和させる形で説明し、談志がなぜ小さん師匠から破門され、寄席を持たない、いわば「一匹狼」として生きているかについても書いている。 本書を読めば、それらの事情に通じることのできる「教育的」な内容なのだ(もちろん、門外漢の感想なので的外れかも知れないが)。
次に、立川談志という人の魅力を余すことなく伝えている点である。
はっきり言って、談志を師匠として仕えることは大変なことである。 言い付けられる用事の数々は理不尽そのものだ。 金を遣わずシャワーを直せ、大量にある写真の白枠を全部カットしろ、家の塀を歩く野良猫を空気銃で撃て、なんていうのは序の口。 タクシーの中で運転手の迷惑も考えず怒鳴られながら落語をやり、談志の機嫌を損ねて一年間に渡り魚河岸で働くことを命じられる。
なぜ、そこまでして談志に仕え続けるのか。 著者は次のように書く。
弟子は皆、談志(イエモト)に恋焦がれている。断言してかまわないだろう。何故なら損得だけで付き合うには談志はあまりに毀誉褒貶が激しすぎる。離れた方が身のためと、実は誰もが一度は考える悪女のような人だが、それでも忘れきれない、思いきれない魅力がある。(p.127)
談志が著者に呟いた言葉も印象的だ。
「あのなあ、師匠なんてものは、誉めてやるぐらいしか弟子にしてやれることはないのかもしれない、と思うことがあるんだ」(p.69)
著者はこの言葉を自分が弟子になる身になって実感するのである。
そして、なんといっても本書の最も優れた点は、クライマックスとして自分の真打ち昇進試験という枠を据えながら、そこに描く絵を子さんと談志の和解としていることである。 自伝でありながら師匠を書く──これが師匠への愛でなくてなにが愛なのだろうか。読みながら思わず目頭が熱くなってしまった。
読めば落語が聴きたくなること必定の傑作である。 強くオススメしたい一冊だ。
_ 事故の件で保険会社から電話がきた
こちらの保険会社と相手の保険会社の双方から。
結果的には0対100で、全てあちら側の保険で修理・代車等にかかる費用を負担して貰えるとのこと。
まぁ、信号待ちの衝突なので当たり前といえば、当たり前なのだが、安心した(保険の等級を下げられたらかなわない)。
昨日、病院に行った費用はどうするかなー。 3000円くらいだったので、
診断書を書いて貰う費用 > 保険が適用される費用
って感じになるのではないかと思うのだが。
一回代理店に訊いてみるか。


まで頂ければ幸いです。
タイタス・クロウの帰還 (創元推理文庫 F ラ 4-3 タイタス・クロウ・サーガ)(ブライアン・ラムレイ)
叛逆としての科学―本を語り、文化を読む22章(フリーマン・ダイソン)
ゲバルト時代 SINCE1966-1973 あるヘタレ過激派活動家の青春(中野正夫)