ぽっぺん日記@karashi.org
2007-03-04(Sun) [長年日記]
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小泉官邸秘録(飯島 勲)
タイトルからすると、「小泉政権の知られざる内幕を描く」という内容を連想するが、全然そんなことはなくて、全篇「小泉スゴス」という話が展開される。靖国問題や外交問題、教育問題等のマイナス面には「ほとんど」または「全く」触れられていない。
まぁ、著者は1972年から現在まで、実に30年以上、小泉に秘書として仕え、小泉政権時代には全期間に渡って政務担当首席秘書官を勤めたという人物なので、悪い話なんて書くはずもないのではあるが。
そんな訳で、小泉政権が行なった改革の是非や総括を知りたい、という人の期待には全く沿わない内容なので注意のこと。
とは言え、純粋に読み物として見た場合には、かなり面白い。
政治には全く疎いので、「抵抗勢力」と言うと、なんとなく官僚を想像していたのだが、本書によると、官僚が抵抗勢力だったのは初期だけで、あとはずっと自民党内の反対勢力とやりあっていたようだ。また、田中真紀子外相の更迭事件や外務省の日本国よりも相手国の立場に立って外交を進めようとする体質、防衛庁のすぐ腰が引ける性格や情報漏洩癖なども描かれていて、興味深く読むことができた。
自画自賛的な書き方が鼻につかない人は、一読してみてもいいかもしれない。
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