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ぽっぺん日記@karashi.org


2007-06-28(Thu) [長年日記]

_ hon-nin vol.03(松尾スズキ) hon-nin vol.03(松尾スズキ)

本誌を読んだのは初めてなのだが、なんなんだろう、このユルさは。いちおう小説誌ということになるとは思うのだが、掲載されている 記事や小説、コミックには、サブカルっぽいという以外、特に共通性の見当たらず、コミックと小説の挿絵は、電車の中で読むのに少しためらって しまうような、サブカル色溢れる図柄である。カブるところがないにも関わらず、全体的な雰囲気には、どこか、今は亡き『噂の真相』を彷彿とさせるものがある。紙面作りが似ているせいだろうか。

雑誌が売れなくなっていると言われている昨今、このような雑誌を出版する太田出版の勇気には感服した(←注:誉め言葉です)。

さて、雑誌全体の感想を書くのは、その性格上、少し難しいので、個人的にお薦めなものをランキング形式で五つほど挙げておきたい。

5位・古川日出男『叱れフルカワヒデオ叱れ』

個人的に『ベルカ、吠えないのか?』がなぜ直木賞が獲れなかったのか、いまだに疑問である、古川日出男の小説。

古川日出男の裏の顔は、実は探偵、というトンデモ小説。真面目な内容なのにも関わらず、なんだかおかしい。登場人物の女性を イメージした写真が挿入されているのだが、どこかエロチックだ。

4位・町山智浩『Who's your daddy?』

個人的に今、日本で(米国在住だけど)一番の映画評論家ではないかと思っている町山智浩が、自分の父親を題材に書いた自伝(?)。 町山ファンは必読。

3位・中川いさみ『脳内つかみどり日記』

これはコミック。僅か8ページながら、おかしくて、ずっとニヤニヤしながら読んだ。 中川いさみの作品は初めて読んだが、才能がある人だと思う。

2位・『対談 北野武×松尾スズキ はじめての頂上対談』

北野武が映画に対する考え方をストレートに語っていて興味深かった。

俺、水野(晴朗)さんの作品を初めて見たときは安心したなあ。

だって、みのもんただもんなあ。

という北野武の発言にはニヤニヤ。

1位・吉田豪インタビュー『hon-nin列伝 麻生久美子』

さよならテリー・ザ・キッドで話題になったインタビュー。

実は『時効警察』でにわか麻生久美子ファンになったのだが、このインタビューを読んで度肝を抜かれた。いやいや、 麻生久美子さん、ただ者ではない。

個人的にツボにハマったエピソードを、『さよならテリー・ザ・キッド』の載っていないものからピックアップすると、

  • 天気が良い日には道路で大の時になって寝て、走ってくる車を停めるのが趣味(超危険!)。
  • 好きな男の子の誕生日パーティに、ガラクタを持っていって微妙な空気になった話。

あたり。読んで、ますます麻生久美子のファンになった。

麻生久美子ファンは必読。そうでない人でも楽しめること請け合いのインタビューだ。

まとめ

ここに挙げなかったものでも、色々と面白い読み物があるので(みうらじゅんの日記や、ビートたけしのオールナイトニッポンの誌上再録、宮藤官九郎の小説など)、 ぜひ読んで頂きたい。

個人的には、『hon-nin』は思っていた以上に面白い雑誌だと感じた。バックナンバーも含めて読んでみたいと思う。


hon-nin vol.03

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書評/国内純文学

_ 「スケートボードの日」にスケートボードに乗っていた少年が逮捕される - GIGAZINE

記事の内容と全然関係ないけど、「アーカンソー州ホットスプリングス」という地名にピピッとキタ!

あの悪徳の都〈上〉 (扶桑社ミステリー)(スティーヴン ハンター/Stephen Hunter/公手 成幸) 悪徳の都〈上〉 (扶桑社ミステリー)(スティーヴン ハンター/Stephen Hunter/公手 成幸)の舞台になった、ホットスプリングスですよ。アツアツのトマトパイ、食べたい! ちなみに、この小説、今日まで公開の映画『ザ・シューター 極大射程』の原作『極大射程』と繋がってます。主人公は、『極大射程』のボブ・リー・スワガーの父親(元海兵隊員で、硫黄島帰り)で、マフィア相手に大暴れします。超お薦め。

そういや、まだ『ハバナの男たち』積ん読になっていた。帰ったら、本棚から掘り出そう。

_ 狼の一族 アンソロジー/アメリカ篇 [異色作家短篇集] (異色作家短篇集 18 アンソロジー アメリカ編)(フリッツ・ライバー/ジャック・リッチー/アヴラム・デイヴィッドスン・他/若島 正) 狼の一族 アンソロジー/アメリカ篇 [異色作家短篇集] (異色作家短篇集 18 アンソロジー アメリカ編)(フリッツ・ライバー/ジャック・リッチー/アヴラム・デイヴィッドスン・他/若島 正)

初・異色作家短篇集。

収録作はこんな感じ。

  • ジェフを探して(フリッツ・ライバー)
  • 貯金箱の殺人(ジャック・リッチー)
  • 鶏占い師(チャールズ・ウィルフォード)
  • どんぞこ列車(ハーラン・エリスン)
  • ベビーシッター(ロバート・クーヴァー)
  • 象が列車に体当たり(ウィリアム・コツウィンクル)
  • スカット・ファーカスと魔性のマライア(ジーン・シェパード)
  • 浜辺にて(R・A・ラファティ)
  • 他の惑星にも死は存在するのか?(ジョン・スラデック)
  • 狼の一族(トーマス・M・ディッシュ)
  • 眠れる美女ポリー・チャームズ(アヴラム・デイヴィッドスン)

ググってみたところ、高く評価している書評が多いようなんだけども、個人的にはそんなに楽しめる作品はなかったかなーという感じ。

『貯金箱の殺人』と『ベビーシッター』は面白かった。

_ 404 Blog Not Found:怠翻 - 読書を一生の習慣にするための14の心がけ

Dan Kogai氏の読書量にビックリ。

問題は、私が本を読む速度が早すぎること。一度新大阪のdan (ほんとにそういう名前)で新書を12冊買ったのですが、新横浜まで保ちませんでしたorz。

確かに今の私は「月100冊程度に抑える」というゆるい目標をたててはいるのだけど、昨今は献本だけでそれだけの数になりつつあって、月200冊を超えちゃってます。

というのは、マジに凄い。成毛眞氏でも月50冊くらいらしいし。

俺も、常に鞄に2〜3冊の本は入れておく日常を送っているけれども、一ヶ月に20冊強がせいぜいだもんなぁ。

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