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ぽっぺん日記@karashi.org


2007-08-18(Sat) [長年日記]

_ 新恐竜(ドゥーガル・ディクソン/疋田 努/土屋 晶子) 新恐竜(ドゥーガル・ディクソン/疋田 努/土屋 晶子)

『アフターマン』や『フューチャー・イズ・ワイルド』を書いたドゥーガル・ディクソンが、「もし、恐竜が絶滅していなかったら」というIFを発展させて、現代に生きる恐竜たち──「新恐竜」を描き出しているのが本書。

恐竜が絶滅していないので、埋めるべきニッチも存在せず、哺乳類の大きな進化もなかったという前提になっているので、当然、人間は存在しない地球となっている。

「進化した恐竜」というと、SF者であれば、真っ先に「恐竜人類」のようなものを想像すると思うが、本書には文明を持った恐竜は存在しない。著者は、その理由についてこう述べている。

恐竜が絶滅しないで進化を続けていたら、知的能力を大きく発達させたことだろう。しかし、その場合でも、人間と同じような、人間にわかりやすいレベルの知能ではない。それは動物本能の狡猾さが増す方向であり、狩りのテクニックや共同作業がより効率的かつ複雑になっていくものなのだ。(p.252)

著者の理知的な考えが反映されているため、本書で紹介されている恐竜たちは、かなり「真っ当な」印象を受けるものが多い。「恐竜である」という前提(それが大きなところではあるのだが)を除けば、今の地球上に存在しても、それほど違和感がないようなものばかりだ。

ただ、個人的には、恐竜人類とまでは行かなくても、「弾道飛行する翼竜」*1とか、そんな感じの、ぶっ飛んだ恐竜も見たかったなーというのが正直なところではある。

まぁ、SF者的には、少し残念な面もなきにしもあらずだが、面白かったので、実は、まだ未読の『アフターマン』や『フューチャー・イズ・ワイルド』*2も読んでみたいと思う。

*1 参考:谷甲州『終わりなき索敵』

*2 どちらも、本書と同じA5版の廉価版が出ているそうだ。

_ 達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道(アンドリュー ハント/デビッド トーマス) 達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道(アンドリュー ハント/デビッド トーマス)

途中まで読んで放り出してあったのを、やっと読了。

本腰入れて読めば、結構、簡単に読めるのに、なにをやっていたんだ。 → 俺

DRYとか、プロトタイプ重要とか、まぁ、今となっては、ほとんど常識になっていることが書かれている訳だが、「プログラム言語の文法はだいたい覚えた。少しプログラムも書いた」くらいの人が読むと、非常に役に立つんではないかと思った。 少なくとも、プログラマにとっての道標となり、無駄な遠回りをして時間をロスすることもなくなるに違いない。っつーか、俺も、もっと若いうちに読めば、もうちょっとどうにかなったかも知れないなぁ。

それにしても、本書を読むと、今は、ソースコード管理にSubversionはあるし、チケット管理や情報共有にTracがあるし、良い時代になったんだなーと改めて実感する。だって、Webでの情報共有システムなんて「自分で作れ」みたいなことが書いてあるんだよ。今なんて、portsでもdebでもrpmでもいいけど、パッケージ・システムを使えば、ぱぱっとインストールできて、はい、準備完了だもん。これを使わない手はないよな、と思った。

あと、なんと言っても、デカいのはRailsをはじめとするフルスタック・フレームワークの存在。Railsしか使ったことないので、他のフレームワークについてはなんとも言えないけれど、少なくともRailsに関しては、ある程度意識さえしておけば、本書に書いてあることのかなりの部分はカバーされる仕組みとなっているんじゃないかと思う。そんな訳で、すごいよRailsすごいよ、と改めて思ったり。

と、まぁ、偉そうに書いてみたけれど、実は、上に書いたことは全部間違っているかも知れないので、話半分以下くらいな感じでお願いします(ぉ

さて、次は、同じく途中まで読んで放り出してある『リファクタリング』を読むとするか。

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