ぽっぺん日記@karashi.org
2007-08-30(Thu) [長年日記]
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カラー図解でわかるクルマのしくみ ドライバーなら知っておきたい動く基本から最新テクノロジーまで (サイエンス・アイ新書 30) (サイエンス・アイ新書 30)(市川 克彦)
「本が好き」プロジェクト経由で献本して頂いた。
様々な切り口から車の仕組みについて解説しているのが本書。 いちおう毎日、車の運転をしているのだが、車のメカニズムについての知識がまったくなく、以前から機会があれば、車についての本を読んでみたいと思っていたので、ありがたく読まさせて頂いた。
ちなみに、どれくらい車について知らないかを告白しておくと、なにかの拍子──たぶん雪が降った翌日の、雪掻きの最中の立ち話だったと思うのだが──に、近所の奥さんと雪道での運転の話となり、「うちの車はFFだから雪道には強いの」と言われて、曖昧に頷きつつ、「FF? ファイナルファンタジー?」と、頭の中がハテナだらけになったほどである。
本書は下記の章立てで構成されている。
- 序章 クルマの成り立ち〜クルマは知恵と仕組みの集合体〜
- 第1章 エンジンの話〜エンジンのなかには、なにがあるのか〜
- 第2章 ドライブトレインの話〜オートマはなにをしているのか〜
- 第3章 シャシーの話〜どうして曲がり、どうして止まるのか〜
- 第4章 ボディの話〜スタイルいろいろ、機能もいろいろ〜
- 第5章 インテリアの話〜車内で目につく仕組みのアレコレ〜
- 第6章 セーフティ&エコロジーの話〜人と地球にやさししくするために〜
あくまでも一般人向けの内容となっているので、自分で車の整備をしてしまうような人にとっては少々物足りないのではないかと思うが、個人的には、ちょうど良いレベルだった。
上記のうちでも、特に興味深かったのが『第6章 セーフティ&エコロジーの話』。 次世代の電池と注目を集めて、先日読んだ『深海生物の謎』で紹介されていた、日本の自立無人探査機「うらしま」の動力としても使われていた燃料電池だが、車の動力源として使用するにはコストが高すぎ、実用化にはまだまだ時間がかかるということだ。そんな中、脚光を浴びつつあるのが、電気自動車だそうだ。その他、水素自動車や最近話題のバイオエタノールも紹介されており、近い将来の自動車がどんな動力で走るようになるのか、楽しみになる。
本書を読んだからと言って、運転が上手くなる訳ではないし、整備が出来るようになる訳でもない。 しかし、車のメカニズムについて特に興味を持たずに運転をしていた人が読めば、ハンドルを操作した時やアクセルペダルを踏んだ時に、どのように車が動くのかを想像できるようになり、明日からの運転が今日とは違ったものとなるのではないかと思う。
なお、本書を読んで、FFがどんな方式で、なぜ雪道に強いかが分かったことも付記しておく。
- 市川 克彦
- ソフトバンククリエイティブ
- 1000円
livedoor BOOKS
書評/サイエンス




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