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2007-10-28(Sun) [長年日記]
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メールオーダーはできません (創元推理文庫 M メ 2-1)(レスリー・メイヤー)
クリスマス前のある夜、通信販売会社の経営者が自殺した。金持ちで美人の妻がいて、人生順風満帆のはずが、なぜ? 第一発見者の主婦ルーシーは釈然としない。夫と三人の子供たち、実母と義理の父母のための、クリスマスの仕度にてんてこ舞いしながらも、地元の巡査を巻き込んで事件をつつき始めるルーシー。だが、肝心の巡査が事故で重体に……。メイン州の田舎町を舞台に、季節の行事をいきいきと描く、生活感あふれるミステリ開幕。 東京創元社の書籍紹介より引用
本が好き!経由で献本して頂いた。
ミステリ好きのごくごく普通の主婦、ルーシー・ストーンを主人公としたミステリ・シリーズの第一作が本書。
訳者あとがきによれば、著者であるレスリー・メイヤーの作品が訳されるのは、短篇を除けば、本書が本邦初とのこと。 また、ハロウィーンや感謝祭など、アメリカの年間行事と殺人事件を絡めた本シリーズは、本国で人気を博しているそうで、既に13作目まで出版されているそうだ。
ストーリーの半分以上は、家事や子育て、通販会社でのパートに、カブスカウトの引率、クリスマスの準備と奔走しまくるルーシーの日常生活を追うことに費やされていて、肝心のミステリがかなり弱いのが欠点なのだが、生き生きとした描写が良く、なかなか楽しめた。 嫌味な上司の隠された人間関係など色々と伏線が張ってあるにも関わらず、それが本書内のストーリーで回収されていないところが、不満と言えば不満ではあるが、シリーズ続刊への壮大な伏線になっていることを期待したい。
ただ、動物好きとして、これはちょっと、と思ったのが、飼い猫の首が括られて殺されているにも関わらず、かなりあっさりと流してしまう主人公夫婦の態度。 もう少し騒いでもよさそうではあるのだが、ここら辺がアメリカ人と日本人のペットへの感情移入の差ということなのかも知れない。 猫殺しの犯人は、結局、最後まで分からないままで終わるのだが、これって著者が忘れていたんだろうなあ。
なお、各章の頭には、通販グッズの説明書きが書かれているが、各章の内容と関係ある物となっているので、それを念頭に置きながら読むと、また楽しみが増すのではないかと思う。
第二作の邦訳も近刊予定とのこと。 期待して待ちたい。
- レスリー・メイヤー
- 東京創元社
- 861円
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書評/ミステリ・サスペンス





まで頂ければ幸いです。
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