ぽっぺん日記@karashi.org
2007-11-02(Fri) [長年日記]
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本の雑誌 (2007-10)
1ヶ月遅れで読了。
特集「いまニッポンの文庫はどうなっているのか!」がなかなか面白かった。
文庫解説の原稿料の相場は、出版社によって多少の幅はあるが、だいたい1枚5000円くらいとのこと。最近の文庫で解説が減っている理由は、出版不況のため、その原稿料を捻出するのが大変ということのようだ。寒い時代だなー。なお、翻訳ものの「訳者あとがき」は、翻訳料にギャラが含まれているという解釈なので原稿料なしが通例とのこと。翻訳家も大変だ。
読者アンケート「このイラストレーターが好き!」には、俺がファンの生頼範義先生の名前が上がっていて、嬉しかった。推薦者は、生頼先生の画の魅力を「大胆な構図と圧倒的な眼力(めぢから)で迫ってくるキャラ」と書いていて非常に納得なのだが、個人的には「画がストーリーを忠実に再現している」という点も魅力のひとつとして付け加えたい。あと、SF者には人気に違いない(?)鶴田謙二先生も上がっていました。
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シャーロック・ホームズと賢者の石 (カッパ・ノベルス)(五十嵐 貴久)
実は、シャーロック・ホームズの原作は2〜3冊しか読んだことがなく、全然いい読み手ではないのが、毎晩、寝床で『シャーロック・ホームズ万華鏡』をちょっとずつ読んでいたら、ホームズものが読みたくなったので、手に取ってみたのが、この本。
本書には、ホームズ・パロディ短篇が四作と、日本におけるホームズ研究の第一人者、日暮雅彦氏によるホームズ・パロディ案内が収録されている。原作ではなく、パロディ作品を読もうとするあたりが、我ながらひねくれているなあと思う。
結論から書くと、収録作は、単なるパロディではなく、どれも一捻りしたものになっていて、なかなか楽しめた。オススメは、ホームズが操った謎の武術「バリツ」の正体に迫った「最強の男」と、明治22年に英国公使館内で起きた猟奇殺人を描いた「英国公使館の謎」。
なんだかホームズ熱が出てきたので、日暮氏による新訳のシャーロック・ホームズ大人買いしてみるかなーと思案中。


まで頂ければ幸いです。
叛逆としての科学―本を語り、文化を読む22章(フリーマン・ダイソン)
ゲバルト時代 SINCE1966-1973 あるヘタレ過激派活動家の青春(中野正夫)