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2007-11-14(Wed) [長年日記]
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秘伝すごい会議(大橋 禅太郎/雨宮 幸弘)
本が好き!経由での献本して頂いた。感謝。
ベストセラー『すごい会議』の著者による、「すごい会議」実践編と言うべきものが本書。
著者紹介によれば、著者は『すごい会議』のヒット後、「すごい会議」を広めるためのマネージメントコーチをとして活躍しているそうである。 本書の内容は、そんな著者が
元々は「秘伝のタレ」として一部のお客様だけに渡してきた(p.3)
ものということなので、その言葉を信じれば、それだけのノウハウが1,575円(税込)で入手できてしまうことになる。文句なしのお値打ち価格と断言していいだろう。
「すごい会議」を実現するために、本書が紹介している方法は極めて具体的だ。 会議の進行手順は当然のこととして、会議に際して準備するべきもの、会議参加者を招聘するための手紙の文面、司会者が言うジョーク(これが寒い!)まで含まれてて、微に入り細を穿つといった感である。 本書を読めば、著者が成果を出すために必要としている、4回の「すごい会議」を迷うことなく実施することができるだろう。
本書で紹介されている手法を幾つか挙げておこう。
- 書く時は、5秒で考え、55秒で書く(30分考えて出した答えと、86%同じ答えとなる)
- 普段許していることを許さない(質問に対して「分かりません」、遅刻、建設的ではない批判、など)
- 普段許されないことを許す(上司からの提案の拒否、暗黙の了解として言ってはいけないとされる問題を遡上に上げる、「やりません」と言う、など)
さらに本書では、各区切りごとに、「すごい会議」を実践し年収を6倍(!)にしたという雨宮氏の体験パートが挿入され、それまでに解説された手順の具体例を示して読者の理解を助ける親切な構成になっている。
本書を読むのに必要な時間は約1時間ほどだ。それだけの時間と本書を買うための1,575円(税込)、そして(これが一番重要なことなのだが)「経営者の覚悟」さえあれば、「すごい会議」を明日からでも始めることができる。極めてコストパフォーマンスの良い一冊と言えるだろう。 正直、9時間に渡る会議というのは長過ぎるのではないかと思ったりもするのだが、全部を実践するのではなくとも、そのエッセンスだけでも会議に活かしていけば、退屈かつ無意味な会議を有意義なものへガラリと変化させることができるのではないだろうか。
なお、近いうちに、先日、WEB+DB Pressの読者プレゼントで当たって、そのまま積ん読になっている『アジャイルレトロスペクティブズ』と本書を読み比べてみたいと思っている。 片やアジャイル(俊敏)な会議、片や長時間の会議と違えはあれど、共通するものを探ってみるのも面白そうだ。
アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き
オーム社
¥ 2,520
- 大橋 禅太郎、雨宮 幸弘
- 大和書房
- 1575円
書評/ビジネス




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