ぽっぺん日記@karashi.org
2008-01-04(Fri) [長年日記]
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仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本(米光 一成)
『ぷよぷよ』を生み出したゲームディレクターにして、『本の雑誌』で書評を書いていた(俺としてはこちらの方が重要)米光一成氏によるプロジェクト本。 熟読しても1時間程度で読み終えてしまう全125ページという薄さながら、その内容は濃く、ちょっと感動してしまう力作だ。
読者を勇者に見立てたRPG攻略本という体裁は、敷居を下げる意味では大成功だ。 ただ、kdmsnrさんも指摘されている通り、内容に効果的に使われているかと言えば、若干物足りない面もあるのだが、まあ、そこら辺はご愛嬌。
ページ数は少なくとも、本書で語られる範囲は広い。アイデアを広げるための「冒険の地図」(プロジェクト・マップ)の作り方から始まり、王様(上司)をどうやって味方につけるか、ミーティングの方法、仲間(メンバー)の探し方や個性の把握、パーティー(チーム)のモチベーションの保ち方まで筆が伸ばされる。
紹介されている手法の中でも、面白いと思ったのが、ミーティングに出席する際に、「仲間」の全員が持参することが要求される「おみやげ」と著者が呼ぶアイデア・メモ。 アウトプットが少ないわりに、時間だけは浪費するような会議を格段に効率化するテクニックではないかと感じだ。
本書の手法がどの業種でも使えるかと言えば、正直、疑問なのだが、著者はあとがきで
攻略本通りに、ただただゲームを遊ぶのなんて、とてもつまらないことだ。(中略)プロジェクトを楽しむために、あなたオリジナルの方法を作り出す。その基本的な方法について、書いてきた。(p.124)
と述べている。使えそうなものを叩き台にして、自分たちパーティーの中の独自の手法へレベルアップさせていくというのが本書の良い使い方なのかもしれない。
小難しい理論も横文字も登場しない本書は、非常にとっつきやすく、初めて読むプロジェクト本としてもオススメしたい。
個人的には、プロジェクト本なんて読んだことがないであろう同僚に宣伝するために、会社用にも一冊買おうと思っている。
参考
[本] 仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本(米光 一成) - capsctrldays (2007-12-01)


まで頂ければ幸いです。
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