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ぽっぺん日記@karashi.org


2008-04-07(Mon) [長年日記]

_ 100円ノートではじめる情報管理術──情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」(奥野 宣之)

ナナ・コーポレート・コミュニケーション様より本が好き!経由で献本御礼。

文房具店やコンビニで売っている、ごく普通のA6版ノート(100円ノート)を中心に行なうローテクな情報管理術を紹介しているのが本書。

いわゆるライフハック系の本だが、ノートの取り方から筆を起こし、ノートを便利にするためのちょっとした工作や、書いたノートからアイデアを掘り起こす方法まで含んでいて、「非常に使える」一冊になっている。

本書で紹介されている100円ノート式情報管理を簡単にまとめるならば、それは「すべての情報を1冊のノートに保存する」ということだ。 公私やジャンルなどの分類はせず、ちょっとしたメモも、ToDoリストも、スケジュールも、打ち合わせの内容も、日記もすべて1冊のノートに時系列に沿って(つまりは最初のページから)書いていく。 さらに書くだけではなく、給与明細や写真、手紙・ハガキといったものもどんどん貼っていく。 ページがなくなれば、表紙にそのノートに含まれる情報の期間(「○月○日〜○月○日まで」)を書いて保管し、次の新しいノートに移る。 1冊のノートに掛かる費用は100円だけなので、どんなページの使い方をしてももったいなくないということなのだ。 敷居が低い上、コストもかからず、ビジネスパーソンから学生まで職業問わず使える情報管理術だと言えるだろう。

著者はこの方式で得られる最大のメリットをこのように述べている。

本方式で、「何も覚えておかなくていい」「情報管理に煩わせられない」というストレスのない日常生活を送ると、頭=メモリはその能力を最大限に発揮します。(p.29)

この発想は、私が実践しているタスク管理術、GTDと同じものなので、なるほどと膝を打った次第。 GTDでは自分がやること・やりたいことをどんどんリストアップしていくことで頭の中のもやもやをなくしていくが、100円ノート式ではなんでもかんでもノートに書くことで、それを実現しているのだ (GTDについてはITmedia Biz.ID:Getting Things Done(GTD)まとめあたりを参照のこと)。

GTDをはじめとして*1巷には様々な情報管理術が溢れているが、既に他の情報管理術を使いこなしている人にも、本書から得られるエッセンスは有用なはずだ。

たとえば、本書で紹介されている中でも感銘を受けたものが、風呂のなかでメモする方法。 個人的によくあるシチュエーションが、シャンプーをしている時なり風呂に入っている時なりに「あ、あれをメモっておかなきゃ」と思いつくが、風呂から出たらもう忘れているというものだ。 著者は耐水ノートと濡れた紙にも書ける油性ボールペンの2つ(わずか数百円!)を使う解決策を紹介していて、これには「なるほど」と感心させられた。 さっそく実践したいと思う。

後々の検索のために、ノートを書いた後にPCやスマートフォンで索引を作るという方法には、正直なところ、面倒くさそうだなぁとは感じるものの(とはいえ、1冊で15分程度らしいが)、 この方式以上にシンプルかつ低コストでありながら効果的な情報管理術はそうはないのではないのかと思う。 情報管理の方法に迷っている読者には一読を強くオススメしたい。

なお、下世話な話題で申し分けないが、本書によれば、アダルトビデオのパッケージ写真は、プロのカメラマンがマシンガンのように撮影した数百枚のうちから「奇跡的によく撮れた1枚」を使用しているとのこと。 へーと思ったので付記しておく(締めがこれかよ!)。


情報は1冊のノートにまとめなさい

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書評/ビジネス

*1 正確にはGTDはタスク管理術なので情報管理術ではないのだが。

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