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2008-04-14(Mon) [長年日記]
_ 仕事で壁にぶつかっている人にとっては読む価値のある一冊──人生を変えた5つのメール(濱田 秀彦)
祥伝社様より本が好き!経由で献本御礼。
キャリアコンサルタントの著者による、ビジネスにおける教訓を伝えてくれる小説が本書。 1時間程度で読めてしまう内容だが、なかなか示唆に富んだ一冊だった。
事務用品を販売する中小企業に就職して3年目の若者が本書の主人公。 仕事に行き詰まりを感じながら毎日を送っている。 そんなある日、差出人不明の携帯メールを受信する。 「君はビジネスマンとして成長したいかい?」 そんな出だしではじまるそのメールは、主人公に問いを投げかけるものだった。 書かれていた問いへの答えを考えるうちに、主人公は知らず知らずビジネスパーソンとして成長をしていく、というのが本書の骨子。
小説仕立ての成長訓ということで、雰囲気的には先日読んだ『自分の小さな「箱」から脱出する方法』近い。 ただ、あちらが人生における問題を扱っているのに対して、本書ではビジネスに焦点を当てているのが特徴。 それだけにビジネスパーソンにとっては実践的といえる内容になっている。
謎のメールが問いかける質問は次の5つ。
- キャリア開発とは何をすることか?
- 人に仕事を頼むとき、大切なことは何か?
- 叱られたとき、最後に言う言葉は何か?
- 自分の意見を言うのに必要なことは何か?
- 出口が見つからないときは、どうすればよいか?
就職したての若者にとっては、ずばりな質問ではあるだろうし、ある程度経験を積んだ社会人でもぱっと答えられないものもあるのではないだろうか(ちなみに、私はなんちゃって社会人なので、ぱっと答えられないものばかりでした)。
私は根性が捻じ曲がっているので、教訓本のたぐいを読むとつい反発してしまいたくなってしまうのだが、本書については、やはり、それなりの居心地の悪さを感じながらも「ほぉ」と思わされる内容が多かった。 特に「小さな勇気をかきあつめる」、「目の前のことを実際にはじめる」なんてなかなか良いフレーズだと思う。
ケチな本読みとしては、本書の1260円(税込)という価格はページ数からすると「ちょっと高いなぁ」と感じるものの、仕事で壁にぶつかっている人にとっては読む価値のある一冊と言えるだろう。
- 濱田 秀彦
- 祥伝社
- 1260円
書評/ビジネス



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