ぽっぺん日記@karashi.org
2008-05-15(Thu) [長年日記] この日を編集
_ YAPC::Asia 2008 1日目に参加した
Perlは簡単なスクリプトとPlaggerの簡単なpatchを書いたことがあるくらいで、ほぼ完全な素人で場違いなんだけども、YAPC::Asia 2008に参加してきた。
セッションは充実していた上に、天気も素晴しい、東工大のキャンパスもきれいと、良いとこばかりの一日だった。
以下、参加して印象に残ったセッションのメモ。
Welcome to YAPC::Asia 2008
miyagawaさんの話で印象の残ったものとオレの感想。
- YAPCに参加した人は、もうPerl mongers
- すげー、オレもPerl mongerなんだ。でも、このスキルでそう言うのは恥ずかしい。
- 仕事で参加できないという人がいるけど、YAPCと仕事どっちが大事なの? 仕事はいつでも出来るけど、YAPCは年にこれだけの期間なんだぜ。
- たしかに。死ぬ前に「もっと仕事しておけばよかった」と思う人はいないって言うからなー(でも、2日目は仕事で出られなかった、ヘタレなオレ)。
あと、YAPCの読み方が「ヤプシー」だというのをはじめて知った。
A Standard That Is Meant To Be Broken, 本当に!
Larry Wall御大によるPerl6の解説。
- Perl6は冗談じゃない!
- Perl6は文法自体も拡張できちゃうんだぜ。
正直、Perl5の文法もあやふやなオレにとってはハードルが高い内容だった。
セッション会場になった講堂の外で遊ぶ子供の声が聞こえてきて、なんだか穏かな気持ちになって眠くなったり。
Continuous Testing
最近、RailのテストをRSpecするようにしていて、すっかりテスト廚になってしまったので外せないセッション。
紹介されたのは、Test::Continuousというテスティング・ツール。
変更をsaveすると同時にテストが走るというもので、RubyでいうところのZenTestのautotest相当のツールと考えれば間違いない。
まだモジュールの依存関係の検知が甘いらしいけど、将来、オレがPerlで開発する時には欠かせないツールになるのではないかと予想。
PSL = Perl as a Second Language
Perlが最初の言語ではない人のためのセッション。
OOを学ぶならPerlという話はちょっと?という感じではあったんだけども、最初の言語を見直すためにPerlを学ぶという話はなるほどと頷けた。
オレのような初心者でもよく分かるセッションだった。
スライド→YAPC::Asia::2008 - Perl as a Second Language
昼食
サンドイッチとペットボトルが出た。ウマー。
Perl Testing (and Automation) Basics
テスト廚としては、こちらも外せないセッション。
Perlに限らず参考になる内容だった。
以下、メモ。
- テストの仕組みが揃っているので、CPANモジュール形式で開発すると楽。
- 闇雲にテストをしても仕方がない。書くテストは次の通り。
- 正常値
- 異常値
- 限界値
- 特殊値
- サーバが必要なテストはApache::Testを使う。
- バグは必ず再現コードをテストに残す。→間違いは2度しない。
- 環境に左右されないように、ポータブルなテストを書く。
- File::Spec/Path::Classを使う。
- 必要なダミーファイルを作成する。
- Makefile.pl→Makefileの過程で、初期設定の設定・確認をする。
- 外部からの情報は環境変数を使う。
- テスト後の後片付け、もしくはテスト前の掃除をする。
- モックにはTest::MockObjectを使う。
- テストを書かなくていいのは小学生まで。
- テストの「書けない」対象はほとんど存在しない。
「TDDは理想であるが、コードを書いて飯を食べているのでなかなかそうはいかない。締め切りもあるし」(大意)という話は印象に残った。
最近、TDD(というか、RSpecなのでBDD)を実践するようにしている。 バグ修正や将来の仕様変更にかかる時間などを考慮すると、トータルでは時間短縮になるはずだが、一発目にリリースする時には時間がかかってしまい、タイムリミットがあるとやっぱりキツイと思う。
ただ、オレのような頭の悪い人間には、TDDの方が「テストしやすいAPI」を考えながら設計できるメリットもあるんだよなー。 最近、テストを全然書かないで作ってしまったRailsアプリにテストを追加して苦労した経験からそんなことも思った。
問題は、どこで妥協するかなんだよな。
Web is not the only one that requires frameworks
セッション開始前に仕事の電話が入って全然聞けなかった。 ちなみにこの電話で2日目は不参加が決定。
セッションの内容じゃないな、コレ。
The Fastest Template Engine in Perl World
Tenjin、超速いよ、というセッション。
速いというのももちろんだけど、テンプレート用言語を覚えるのはムダというのは納得。
Tenjinは一回、CGIを書く時に使おうと思ってみたことがあるけれど、結局、使う機会がなかった。 また試してみよう。
ちなみに、Tenjinの由来は、テンプレートエンジンとのこと。うほ。
Lightning Talks
収支概算を公表します
ここまで詳細に収支を発表すると、他のイベントの参考にばりばりなるんじゃないかと思った。
あと、Hotel DANが支出の削減に非常に貢献しているというのは、やっぱりすげーなと思った。
Open Fastladder with Plagger
サーバが用意できなくて、いまだにOFLのインストールしていない。
そのうち使いたい。
Everybody wanna know where you belong!
日本人CPAN Authorは200人弱しかいないということで、名前を売るなら今じゃね? とか思った。
懇親会
寿司多い! オードブルもたくさん! アルコールはビール、日本酒、ワイン!
引っ込み思案なもんだから、ビールを飲んで適当に酔って気を大きくしてから、何人かの参加者と名刺交換させて頂いた。 こういう時はもうちょっと気が大きくならんかなぁと思う。
ちと自宅が辺鄙なとこなので、早めにお暇させて頂いた。 よく考えたら会社に泊まるようにすればよかったんだな。 失敗。
その他
Larry Wall御大にサインを貰った! でも、サイン貰ったの『続・初めてのPerl』!(ぉ
重いの我慢してラクダ本持っていけばよかったなぁ。
Larry Wall御大と写真を撮った!
Dan Kogai氏にサインを貰った!
まとめ
ホントに素晴らしいイベントだった。
2日目に参加できなかったのは残念。
運営スタッフの方々に感謝するとともに、来年もぜひ参加させて頂きたいと思う(それまでに、もうちょっとPerlを覚えて)。
2008-05-14(Wed) [長年日記] この日を編集
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死者を起こせ (創元推理文庫)(フレッド ヴァルガス)
フランスの本格ミステリー・シリーズ第1弾が本書。
シリーズ第2弾の『論理を右手に』を献本して頂いたので、未読だった本書を発注して読了。
本書の主人公は歴史学者崩れの3人、マルク、マティアス、リュシアン。 3人とも失業中または希望の職に就けずアルバイトの身の上だ。 それぞれの専攻が中世、先史時代、第一次世界大戦で、互いに自分の専門分野こそ素晴しいと考えているがなぜかウマが合い、パリ市内のボロボロの屋敷の家賃を折半して、元刑事のマルクの伯父を加えた4人で共同生活を営むことなった。 ある日、そんな3人+1人の元を隣家の元オペラ歌手の夫人が尋ねてくる。 自宅の庭に、知らぬ間にブナの若木が植えられていたというのだ。 不気味に思った彼女は夫に相談するものの大したことと思わず感心を示そうとしない。 仕方なく、彼女は隣人に相談をすることにしたのだ。 マルクの伯父の勧め(と夫人が提示した手間賃)もあり、3人は木の下を掘ることに──。
フランス人の馴染みのない名前と、冗長な文体(元からそうなのか訳のせいなのかは不明だが)に「なんだか読みづらいなぁー」となかなかペースが上がらなかったのだが、それも事件発生前の導入部まで。 事件が起きてからは、2転3転する容疑者と、どこに着地するか分からないストーリー展開にぐいぐい引っ張られて一気読み。
いやー、これはオススメできる傑作ミステリーですよ。
ストーリーをぐっと引き立ていると同時に適度なユルさを与えているのが、キャラ立ちしまくった主人公3人組。
マルクは黒づくめでキレやすい離婚歴のある男で、マティアスはなぜか全裸で生活することが好きなワイルドかつ寡黙な男。
極めつけが、第一次世界大戦絡みの資料を見付けると、事件そっちのけでそちらに熱中してしまう男、リュシアン。 いったん燃え上がってしまうと人の話を聞かず、自己主張ばかり大声で話すという軍事オタクぶりに、オタクの気質に東西の違いはないんだなぁと変な感心をさせて貰った。
そんな3人に、深謀遠慮を巡らすマルクの伯父にしてクビになった元刑事のヴァンドスレールが加わって事件を解決すべく奔走する、というのが本書の骨子。
原著は英訳されて2006年にダンカン・ローリー・インターナショナル・ダガー賞を受賞したとのこと。 邦訳は2002年に刊行されているので欧米より紹介が4年も先んじていた訳だ。 日本の出版業界もなかなかやるじゃないかと思ったのは、たぶん、オレだけではないはず。
ちなみに、夕飯のために店から野うさぎのパイやエビ盗んできて、みんなでしれっと食べてしまったりして「なんというか、ラテン系っていうのはスゴイね」と、文化の違いも感じさせられる一冊でもある。 そういえば、本書のパリは全然、オサレじゃないですなー。
つづけて第2弾も読みますよ。
_ 明日はYAPC::Asia 2008
今日の前夜祭は残念ながら出られなかったんだけども、明日はフルに参加できる予定(明後日はまだ未定)。
明日は、寝床で積ん読になっているラクダ本を持って行こうかと思ったんだけど、さすがに重すぎるので諦めた。
行き帰りの読書は、黒ヒョウ本だと、ちとオレには早すぎるような気がするので、『続・初めてのPerl』に変更した。
明日は早いので、今日は早寝する。
2008-05-13(Tue) [長年日記] この日を編集
_ YAPC::Asia 2008の件
仕事がちょっとアレなんだけど、木曜日のYAPC::Asia 2008 第1日目には出席できそう。 そんな訳で聞きたいセッションを選択中。
2日目はビミューなんだけど、なんとか出たいなぁー。
今日はじめて知ってびっくりしたんだけど、YAPC::Asiaって昼食が出たり、夕食が出たり、オヤツが出たりするんだね。 豪勢だ (カンファレンス中の食事について)。
夕食(カンファレンスディナー)は300名限定だということなんだけども、チケットを買ったのが早かったためか参加できるようだ。 嬉しい。:-)
Perlはほとんど分からないオレだけど、当日は、『実用Perlプログラミング』(黒ヒョウ本)を読みながら、なんとか話についていけるよう準備しながら行くよ(ぉ





まで頂ければ幸いです。
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